どうもiPhoneへ写真を同期すると、写真の向きがエクスプローラとは違ってしまうことが多い。例によってネットにはiPhone関連blogなどには正確な答えがなく、ずーっと放置しておいたが、気合をいれて調べてみた。
今回実験対象としたのは3つの写真。
写真A:iPhoneで撮影。エクスプローラで見ると左が天。
写真B:D90で撮影。エクスプローラで見ると右が天。
写真C:SH-04aで撮影。エクスプローラで見ると上が天。
これらをいろいろと加工してからiPhoneに同期して挙動を調べてみた。
まずは元データが各ソフトでどのように表示されるかを示したのが次の表である。
表1:元データの見え方
ビューア | 対象 | 写真A | 写真B | 写真C |
エクスプローラ | 本体 | 左 | 右 | 上 |
サムネイル | 左 | 右 | 上 | |
Vix | 本体 | 左 | 右 | 上 |
サムネイル | 左 | 右 | 上 | |
Photoshop | 本体 | 上 | 上 | 左 |
F6exif | 本体 | 上(6) | 上(8) | 左(8) |
サムネイル | 左(6) | 右(-) | 上(8) | |
iPhone | 本体 | 上 | 上 | 左 |
ビューアの「Vix」はフリーの画像管理ソフト。サムネイルプリントが優秀なのでメインで使っている。「F6Exif」はExif情報の修正ソフト。「左」とか「上」は天の方向を示す。また、F6Exifの()の中の数字は、Exif情報のうち、画像の方向を示すタグ「Orientation :0×0112」の値を示している。「(-)」はタグ未設定を表す。
Exifについては以下が詳しい。
http://park2.wakwak.com/~tsuruzoh/Computer/Digicams/exif.html
次にこの元データをエクスプローラで天が上になるように回転したモノを、それぞれのビューアで見るとどうなるか示したのが次の表である。
表2:エクスプローラで回転した各写真の見え方