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初訪問♪, 訪問園館数: 227 (動物園: 111, 水族館: 57, 博物館: 47, 研究所: 6, イベント: 6)
ペンギン初訪問♪ (ペンギンに出会った園館数: 104)
1ヶ月前、ヨーロッパへ降り立ったのがフランクフルトの地なのに、最後に取って置こうとがまんしていたフランクフルト動物園。今日でヨーロッパ最終日(涙)、動物園巡りも最終園(涙)。最終日を満喫するぞーー!飛行機の便は19:00で、レンタカー返却などいろいろあるから15:00には退園しなくちゃいけません。ということで、気合を入れて朝一に入園するつもりが、、、駐車場があやしいあやしい(笑)。ZooPの案内に従って進むと、あやしい工場跡のような場所に。だだっ広くて車はほとんど停まっておらず、牽引される荷台などがぽつぽつ置いてある。なんとかそこに駐車して、そこから徒歩10分。そのせいでちょっと遅れちゃって9:20頃入園。
ポイントは、
・入ってすぐに会議場&シアター
・古い施設を工夫して使う
・魅力的な夜行性獣館
・繁殖実績
・トラさん泳いで〜!
■入ってすぐに会議場&シアター
入園するとすぐ右手に、立派な建物が見えます。これは会議場&シアター&レストラン&バー。朝一番に入園したのでまだどれも開いていませんでしたが、レストランや会議場はまだしも、動物園の中にシアターやバーがあるなんてちょっと不思議です。シアターのプログラムも微妙な感じでした。昔は動物園が社交場の役割をしていたんでしょうけど、今はどんな人が集まるんだろう。
<画像:20040621_162936_riemagu_eos.jpg>
■古い施設を工夫して使う
ライプチヒやドレスデン同様、ドイツでも屈指の長い歴史を持つフランクフルト動物園。やはり園内には当時の面影を残す建物が今も現役で活躍していました。でも、霊長類舎や類人猿舎、クマ舎などはやはりいくつかの放飼場を繋げて広く複雑な飼育環境を作っていました。またライプチヒ同様、回顧展のようなものをやっていて、所々で昔の写真などが掲示されていました。「こんなところにゾウがいたんだぁ」(今はクロサイの居室)といった具合に昔と今を比較しながら楽しめるのがよいです。
<画像:20040621_204608_riemagu_eos.jpg>
■魅力的な夜行性獣館
都市型動物園なので敷地は狭いですが、建物型の展示が多いのでかなり大きい動物園のような印象を受けます。一番良かったのは夜行性獣館「Grzimekhaus」。どこの動物園でも夜行性獣館は照明を落として昼夜逆転させていますが、ここの照明はハンパじゃなく暗い。エントランスでアナウンスがエンドレスで流れてました。「暗いから注意してください。子どもとはぐれないように、、、」。それもご丁寧に英語でも流れてます。他の部分にはパネルに英名が書いてある以外は英語を見かけないのに。
そのせいか、動物たちはとてもよく動いてました。げっ歯目やメガネザルは駆け回ってるし、スローロリスも彼らなりのスピードで活発に枝を渡ってます。アイアイはちょうど給餌を見れました。キーパーさんはためらいもなく電気をパチっとつけて、アイアイが眠っている巣穴を揺らして起こします(揺らされる前に音で気づけよな。せっかく良い耳を持ってるのに、、、)。アイアイはルンルン気分(に見える)の足取りで給餌場所に向かっていき、定位置に置かれた卵(?丸い穴を開けた卵に見えるけど、中身はちがうかも)を秘密兵器の中指をつかって一心不乱に書き出して食べます。キーパーの女性はその傍らに座ってずっと様子を見ており、時にはアイアイの背中をなでたりしていました。ちょっと不思議な光景でした。
逆に、楽しみにしていたキウイには出会えず(涙)。ちょっと粘ったけど気配すら感じられない。ここは1987年にキウイの繁殖に成功しているんです。キウイの子どもってどんなだろうーー。
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■繁殖実績
キウイもそうですが、ここの繁殖実績はなかなかのものです。特定の動物に特化して力を入れている動物園(ハウレッツのゴリラ&トラなど)にはかないませんが、古い施設でこれだけの種数を維持する中での成績だと考えるとすごいです。さらにそれをアピールしているんです。類人猿舎とサイ&カバ舎の目立つ場所に掲示されているのは、今までここで繁殖して世界中へ旅立っていった子どもたちの名前。カバのOlga(1952年生まれ)は“Tokio”(ドイツではこう書くらしい)にも来ています。また両性爬虫類館(Exotariumという建物の2階で、1階は水族館)では育成用の部屋があって、トカゲ(種名忘れた)やガビアルの子どもがたくさんいました。
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