August 31, 2009

銀座どうぶつ園@RING CUBE
夏Sacas'09 SacasWaterPark AQUARIUM@赤坂サカス
SKY AQUARIUM III@六本木ヒルズ
アイ・ウェイウェイ展@森美術館

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台風でしたが、東京各地で夏だけ限定園館イベントが開催されているのでまとめて行ってきました。

まずは「銀座どうぶつ園」。

RING CUBE 銀座どうぶつ園 RICOH

RING CUBEというRICOHがやってるギャラリーに、動物のほぼ原寸大の写真が並んでいました。撮影不可とのことで場内の写真はありませんが、それほど広くはないスペースに、確かにほぼ原寸大の写真が飾られていました。動物それでけの写真意外にも、生息地の写真なんかもあって、あたかも沼の岸に立っているかのように見せていました。

つづいて赤坂サカスで開催されている「夏Sacas'09 SacasWaterPark AQUARIUM」。

SacasWaterPark AQUARIUM シーラカンス

目玉はなんといってもシーラカンス。こちらも撮影禁止で表にあったレプリカの写真しかないですが、3体のシーラカンスが展示されてました。頭上にぶら下げられてたやつなんかもあって、そんなんでいいんかいね?ってくらい。

確かしシーラカンスすごかったんですが、それより驚いたのが、LEDでサンゴを飼育しようとしていた水槽。LEDでそんなことできるんだねぇ。高そうだけど…

さらに六本木ヒルズの「SKY AQUARIUM III」へ。

SKY AQUARIUM III 様子

六本木ヒルズの52Fにある東京スカイビューで開催されている水族館ってことで、まぁ小さなものというより、喫茶店に水槽が並んでるだけだろと思ってたら大間違い。立派な水族館でした。

コンゴウフグ 金魚 クリスタルな感じ

水族館とアートの融合みたいなテーマらしく、確かにあんまりない水槽のレイアウトや形、色使いです。でもまぁウチら恋人とロマンチックによろしく楽しむってわけでもないので、「ふ〜ん」ってな感じですが…

あ、目に止まったのはコレ↓
防水ケータイ

防水ケータイの実演です。ドコモが協賛しているらしい。画面上で魚の生態を示したり、テレビ電話をかけたらアップで魚が見えるとかもう少し工夫すればいいのになぁ。でもまぁ単なる広告より面白いですよね。

ということで3つ回って終了の予定だったんですが、せっかくお金払って52Fまで登ったので、ついでに森美術館を覗いていくことにしました。

開催中だったのは「アイ・ウェイウェイ展」。…なんだそりゃ?

森美術館

艾未未(と書くらしい)さんは、現代中国で最も刺激的なクリエイターだそうです。ってか人の名前だったのね。北京オリンピックのスタジアムにかかわったそうな。

変な箱 工事中の風景 高価なツボを落とす図

いまいちどこらへんが刺激的なのかわからんかったんだが、高そうなツボを落として割るのは確かに刺激的だった。

で、この展覧会、何がすごいかって撮影OKなこと。

撮影に関しての注意書き
http://www.mori.art.museum/contents/aiweiwei/related/main.html#04

要は、非営利で、加工を加えず、著作者を明示して、映った人の肖像権に配慮すれば使えるってこと。なので早速表示。

ライセンスロゴ 作家:アイ・ウェイウェイ この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止 2.1日本」ライセンスでライセンスされています。

最初の2つが、あの程度で撮影禁止だったことを考えると、素晴らしい!!!やっぱ撮影したいじゃん。

いろいろ調べてみると、日本において特に企画展を撮影可とする試みは初めてと言っていいらしい。偶然とは言え、なかなかいいモノを見た♪

検索中に、板橋区立美術館に関する以下の記事を発見しました。
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1747

原典にあたってないので、引用の引用になってしまいますが、

安村 敏信「美術館商売―美術なんて…と思う前に 」智慧の海叢書

そもそも、美術館で写真撮影を禁止しているのは不当な複製品制作の防止と著作権の保護のためだろう。著作権は現在、作家没後五十年は保護されるのだが、考えてみれば、古美術の作家は没後百年をはるかに越えていて、保護の対象外である。とすれば、美術館には作品の所有権があるだけで、それを守ればよいではないか。
不当な複製品制作の防止、という点も、展示場に飾った古美術(その多くはガラスケースの中)を素人がカメラで撮っても、好品質の複製品を作るに足る映像など、撮れる訳がない。せいぜいプライベートな思い出づくりの映像ぐらいしか撮れないのであれば、気に入った作品のひとつと出会い、記念撮影するという行為がどれほど教育的効果をもたらすだろうか。
記念撮影してよいとなると、お客様も気に入った作品を探そうと熱心に作品を見始める。ちょっとしたワーク・ショップ以上に、熱心な観察を勧める効果があるのだ。(中略)
展示場で撮った写真が複製されて、何かに使われたとしても、その作品が広く周知されるということだから、宣伝になるではないか。複製を作れば、その数だけ、当館の作品を普及してくれているのである。そう考えれば、益々、展覧会場で写真を撮って頂きたくなるではないか。

ホント素晴らしい!安村館長の思惑通り、すごく行ってみたくなりました。

投稿者 riemagu at August 31, 2009 5:46 PM
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