August 26, 2002

北海道東エセネイチャリングの旅:3日目

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□26(MON)3日目

9:30起床。今朝はこれからの旅のためにゆっくり起床です。朝食サービスでもらったホットケーキを温めて食べ、10:30出発。今日は昨日とうって変わって晴天です。今年の北海道は天気が悪いと聞いていたのでラッキーです。国道40号から路地を抜け国道39号へ。途中トンビ?の死骸発見。興味津々のrie。一通り観察を済ませ、農道を抜け国道39号へ。すぐにホクレンで給油。1本目のフラッグ(緑)をGet!
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北海道っぽいトラック(写真)の後ろを走ること30km30分、国道273号へ。今回rieはタンデムでヒマなので、カメラ&ツーリングマップル係に任命です。この道も綺麗で気持ちよい道です。少しずつ登っていきます。途中夕張メロンの誘惑に負けそうになりながら、17km程行くと国道は333号と別れ北上、さらに登っていきます。5kmほど行くと、浮島トンネルは舗装工事中で片側交互通行でした。信号待ちしているときにrieがツーリングマップルで浮島湿原を発見し、それじゃあ行ってみようということで急遽浮島湿原へ。
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トンネルを抜け、そろそろ浮島湿原へ行く旧峠道への入り口だと思って探すのですが、工事用車両の入り口しか見つからず。その道を入り口をよく見ると、小さな看板で浮島湿原こっちと書いてるではないですか。ダート、、、。一度決めたらからにはそこにダートがあろうと、タンデムだろうと、Vmaxだろうと行きますよ。男ですから(涙)。ということで大型トラックでガタガタニなったダート(今回の北海道ツーリング第1段ダート)を入っていきました。
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しばらくすると工事用車両の駐車場を抜け、そこからは思っていたよりもしまって走りやすいダートが続きます。とは言ってもやはりダート、気を抜くと一気にもっていかれそうです。冷や汗も流れ、暑いのか寒いのかわからん状態で2kmほど走ると、なぜかひっくり返った標識が頭上に現れました。この逆さの標識には確かに浮島湿原→と書いてあるのですが、矢印の先はどう見ても森。バイクを止めよく見るとここから更に歩いて600m山奥に入っていくようです。それも600mなのになぜか20分もかかるようです。ご丁寧に入山者の記帳台帳までありました。帰って来ない人とかたまにいるのか、、、。一応2日前の24日に入山者がいました。1時間半程で下山しているようです。せっかくダートを走ってきたんだからと意を決し、入山することに。
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非常に狭くて急な登山道が続きます。こりゃ確かに時間がかかるはずだ。そのうち登山道はだんだんと狭くなり、ついにはトトロが出てきそうな道になります。トトロならいいけど、ヒグマでないでねと念じながらどんどん山を登っていきます。
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maguは喘息でそうになりながら、15分ほど登ると急に森が開けます。おぉ!湿原だ!なんでこんなところに湿原があるんだ?。もうようわからん。整備された足場の上を散策できます。途中にあった看板によると大きく分けて2つの湿原がつながったような形になっていて、全てあわせるとかなり広いようです。野球場くらいはあるかな。小さな葦のような植物が一面に広がっており、ところどろこに沼があります。葦が生えている湿った土にはシカの足跡がそこらじゅうにあります。いろんなトンボがいて見た事が無いものもいます。ダートを走り、きつい山路を登った甲斐がありました。だいたい標高にして1000m。めちゃくちゃ高いというわけでもなく、さすが北海道(この表現あってるか?)!
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下山すると結局1時間半ほどかかりました。下りながら考えた今回の旅のテーマは「エセネイチャリング」。そう、なるべく楽して、ネイチャリングのおいしいところだけ持っていこうというワケです。今まであんまりこういうところ行ったことがないしね。北海道っぽいでしょ。

台帳に無事下山のサインをし、下りのダートもコケルことなくクリアー。時間は既に13:00を回っています。そろそろおなかが減ったということで、滝上[Takinoue]町の道の駅を目指すことに。国道273号を一路北へ。快適なカーブがしばらく続き、やがてまーっすぐな道が出現します。北海道には開陽台とか有名な直線道路があるけれども、そうじゃなくてもあちこちにこういう直線道路ってあるようです。しかも面白いのは、それがフラットな平地にあるわけじゃないんだよね。いい具合にUP・DOWNしてるから先が見えなくて、道路がはるかかなたに消えていく。その先に何があるんだ?と期待しちゃうんですよ(昔国語の教科書にそういう話あったような)。
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35kmほど走ると、道の駅たきのうえに到着。スタンプラリー帳(本当は北海道全土の道の駅のスタンプラリーなんだけど、無理なので、各所でスタンプを押す便利帳となりました)などをGetし、食事できるところがないか聞いたところ、となりのホテル渓谷で食べれるとのこと。もはや他の店を探せるほど余裕が無いほど腹が減っていたので、直行。ザルラーメンと卵丼のセットランチ650を注文。あんまり北海道っぽくは無いけど、安いのでOK。味もまずまずでした。そうそう、今朝ホクレンでもらったスタンプラリー帳兼ホクレンマップを見ていたら、なんと高校時代の知り合いが乗っているではありませんか!!10年ぶりぐらいに見ました。名前出していいかなぁ?いいよね?相泰君元気ですかぁ??。みんな旅しているんだねぇ。
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45分ほど休憩して出発15:00。さらに国道273を北上。標識にも紋別[Monbetsu]の文字が見えてきました。この辺りにはトンビがたくさんいました。カラスとの勢力争いがありそうでした。本当はオオワシを見たいんだけどね。30kmほどで国道238号に。
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紋別は海沿いの港町で、国道238号は紋別市街から山側へ少し登ったところを走っています。国道から何本かの道が紋別の街中へ下っていくのが見えて、なかなか良い眺めです。「耳をすませば」で雫が階段を下りていくと目前に街が広がるそんな感じ。次の目的地オホーツクとっかりセンターの場所がいまいちわからなかったので給油がてらホクレンへ。給油し、道を尋ね、フラッグ(青)をGet!いざとっかりセンターへ。
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道を尋ねた甲斐もあって、程なくとっかりセンターに到着。「とっかり」とはこの辺りで「アザラシ」の意味。ここはアザラシ専門のミニ水族館なんです。入館料200。ただ見せているだけではなく、付近で保護される個体の治療や野生復帰を手がけています。ワークショップで知り合いになった角本さんに案内していただきました。普段から給餌観察と解説+触れることができる企画を行なっており、ちょうどこの日は終了した後でしたが、特別に触らせてもらいました。おもったよりぬるぬるしておらす、毛があることがわかりました。ありがとうございました。流氷がある時期には広場に雪山を作り、そこでアザラシたちがゴロゴロしているそうです。その次期にも是非また訪れたいです。
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さて、そんなこんなで時間はあっという間に過ぎ、17:45。そろそろ空も暗くなってきた。今晩はサロマ湖ほとりのライダーハウスに泊まる予定(人生初ライダーハウス)なので、急行。国道238号を一路南東へ。途中238号が90度右へ曲がるのに気付かず行き過ぎてしまい、サロマ湖に飛び込みそうになるが、いや飛び込みそうにはならなかったがキャンプ場に行ってしまいそうになり、北海道の夜の真っ暗さに恐怖を覚えつつなんとかライダーハウス旅人の宿に到着18:30。このライダーハウスを経営している、おとなりのくどう食堂で食事を取れば宿泊費タダということで早速夕食へ。せっかくなのでサロマ湖鍋定食1,380とサロマ湖ちゃんぽん790を注文。来てびっくり魚介類いっぱい!サロマ湖鍋はホタテがいっぱいでかなり濃い味付け。めちゃうまです。ちゃんぽんの方は長崎ちゃんぽんのような白いスープではなく、魚介ベースの透明なあっさりスープ(と言ってもやっぱり濃い目ですが)。こちらもなかなかです。宿泊費安い分うまいもん食えていいね!
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夕食後、荷物を降ろして、ひとまず風呂へ。ライダーハウスから9kmほど戻ったところにある上湧別[Kamiyuubetsu]温泉「チューリップの湯」へ。チューリップ浮いてたらどうしようと思ったけど、なんのなんの素晴らしいお湯でした。適度にぬめりがあって熱すぎずぬるすぎず適温。さっぱりと汗をながしました。500。
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ライダーハウスに戻る途中でセイコーマート中湧別店で朝御飯購入。ライダーハウスには山口から全県走破中のライダー♂と愛知県から来たライダー♂。それと得体の知れないおねーちゃん♀2人組み(「ラブワゴン見てからねよ?」と楽しそうだった)。あと、既に寝てしまったアメリカン乗り♂。このアメリカン乗りにはビールおごってもらいました。ありがとう!!しばらく話をしてから、メール送受信、写真を移して寝ました。22:30。

走行距離:約200km。お会計:7,023。

投稿者 riemagu at August 26, 2002 5:56 AM
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