January 31, 2006
ボルネオ マングローブ クルージング4
Labuk Bay Proboscis Monkey Sanctuary
categorized in
6:30から朝食。今日は2晩泊まったSukauとお別れです。来る時に乗ったスピードボートに乗って、7:00いざSandakanへ戻ります。あぁもっといろんな動物みたかったなぁと思いきや、すぐにテングザル発見。今回のおじいちゃん船頭さん、かなりヤリマス。例のガイドの人もヤリ手です。その後、すっごく見つけにくいオランや、イノシシ、カワウソなんかを見つけてくれました。スバラシイ。
■遭遇した動物-09:テングザル/Proboscis Monkey/Nasalis larvatus
■遭遇した動物-03:オランウータン/Orang-utan/Pongo pygmaeus
■遭遇した動物-27:シロハラウミワシ/White-bellied Sea-eagle/Haliaeetus leucogaster
■遭遇した動物-48:ポチ
■遭遇した動物-49:コツメカワウソ/Small-clawed Otter/Aonyx cinerea
途中Abaiで休憩を取って、10:00にはSandakanに到着しました。行きとは違う船着場で降りて、ここでノラとバイバイです。このときちょっと乗り継ぎにトラブルがあったみたいだけど、2日間ちょっとありがとう>ノラ。融通が利いて、フレンドリーでよかったです。でももう少し勉強してくださーい。
んで、次のガイド、ショーンに引き継がれ、車で移動です。最初は無口だったショーンですが、一旦話し始めると止まらない止まらない(笑)。頼むから前見て運転してくれ。あ、そうそう、マレーシアの運転はそれほど荒っぽく無いですね。結構みんなゆっくり。いたるところにラウンドアバウトがあるんだけど、なぜかみんな慣れてないみたいで安全運転。
■遭遇した動物-50:ミズオオトカゲ/Water Monitor/Varanus salvator
途中からダートを走り、何匹ものオオトカゲを轢きそうになりながら11:30ごろに着いたのがLabuk Bay Proboscis Monkey Sanctuaryです。
ここではなんとテングザルの餌付けをしているそうで、まだ日本にはあまり情報がなく、どんなもんやら楽しみです。着いたらすでに餌付け時間が始まっており(ショーンしゃべりすぎで、ゆっくり運転しすぎ)、外まで歓声が聞こえます。2階のオープンテラスから餌付け場所を快適に見学することができ、たくさんのテングザルたちがエサをほおばっていました。いたのは2グループかな?それぞれ餌場を分け合って食べてました。リーダーは互いに牽制しあっていましたが、ショーンの言うとおり穏やかなモンです。もともと1匹のテングザルがオーナーのパンケーキを盗み食いしたところから始まったこのSanctuary、それまではオイルパーム農場だったわけで、まさに予期しない事業成功なんでしょう。餌付けすることから批判もあるそうですが、毎年200ha以上の土地を買って保護区にする、Sepilokで保護されたテングザルを預かるなどの活動もしているようで、やり過ぎない程度にがんばって欲しいものです。そうそう、保護されたコツメカワウソがすごーく人になれていて、来園者を癒していました。
■遭遇した動物-09:テングザル/Proboscis Monkey/Nasalis larvatus
アティ(Sukauにて保護された個体)
■遭遇した動物-08:調査中
■遭遇した動物-49:コツメカワウソ(保護個体)/Small-clawed Otter/Aonyx cinerea
餌付け観察後、帰り際にショーンがものすごーく申し訳なさそうにレンズの話しをするので、望遠レンズが使えないのかと思いきや、200mm以上のレンズはプロレンズ扱いで100RM必要とのこと。悪びれ過ぎだって(笑)。料金を支払って、テラスから1kmほど離れたところにあるNipah Lodgeへチェックインしました。かなり新しいロッジで、Sanctuaryと同じところが運営しているようです(Sanctuaryのゲートの内側にあります)。聞くところによるとまだオープンして4、5ヶ月だそうな。いろんなところが工事中で、まだ直通電話もないそう。スタッフもぎこちない感じ。でも、ニッパパーム林の中にあって、部屋にはロッジの母屋からボードウォークを通って行きます。すでにマングローブの中を散策しているような感じで、ロケーションは抜群です。潮がよければ、ボードウォークのところまで潮が満ちてくるそうです。
昼食を取った後、しばらく部屋でくつろいでロッジ奥のボードウォークを探険。入口が閉鎖されているような気もしたけど、かまわず奥へ。ニッパパームの中を抜けて100mほど行けます。ロッジの中にこのボードウォークは贅沢です!
■遭遇した動物-08:調査中
15:30から夕方の餌付けを見に行きました。毎回たくさんの人が来ています。まずはビデオを見ながらアフタヌーンティーで休憩。その後の餌付けではテングはもちろん、サイチョウやリスなども見れました。
■遭遇した動物-51:スズメ/Eurasian Tree Sparrow/Passer montanus
■遭遇した動物-09:テングザル/Proboscis Monkey/Nasalis larvatus
■遭遇した動物-49:コツメカワウソ(保護個体というよりペット)/Small-clawed Otter/Aonyx cinerea
■遭遇した動物-52:Black and White Bulbul/Pycnonotus melanoleucos?
シキチョウ/Magpie Robin/Copsychus saularis?(2006.3.6加筆)
■遭遇した動物-53:バナナリス/Plantain Squirrel/Beautiful Tree Squirrels/Callosciurus notatus
■遭遇した動物-24:カササギサイチョウ/Oriental Pied Hornbill/Anthracoceros albirostris
17:30くらいまでゆっくりと観察した後、ロッジに戻りました。その後1時間ほど休憩して、ナイトウォークへ出発です。食前か食後かを選べたので食前を選ぶと、うちら2人に全部で3人の人がついてくれてなかなか贅沢な感じです。メインのガイドはダニエル。ちょっとあやしそうなヤツですが、これがなかなかフレンドリーないいガイドでした。ダニエルはもともとオイルパーム農場で父親の手伝いをしていたんだけど、Sanctuaryを始めるにあたって環境を勉強し、現在に至るというなんとも説明のし易い経歴を持っています。彼女がSepilokの売店にいるそうで、多分あの娘だろうなぁ。なるほどね。でもやっぱりノラと一緒でいまいち知識に乏しいのが残念ですが、それをカバーしてありあまる柔軟性があったので、助かりました。例えば、ナイトウォークの時間にちょうど雨が降っていて、ちょっと待ってから出かけようかとか。
さて、ナイトウォークですが、今夜は条件がいいらしい。出発前の雨に加えて、月が出ていない。あんまり明るいと動物が見れないらしいです。そしてその条件のせいか、すごいのが見れたんです。なんとスローロリス!そしてムササビとイーグル。あとはファイヤーフライ、蛍です。本当はみんな蛍が見たいんだろうなぁ、ダニエルは結構それを最初言ってました。スローロリスであれだけ盛り上がれるってちょっと変なのかもしれません。ダニエルもこいつら普通と違うって感じたんだろうなぁ。その後はカエルやらマッドホッパーやら探してくれました。そうそう、肝心の蛍は、日本の蛍と違って光が強く、点滅が早いような気がしました。あと、シンクロはしないのね。毎晩同じ木に現れるそうです。
■遭遇した動物-54:オオアカムササビ/Red Giant Flying Squirrel/Petaurista petaurista
■遭遇した動物-27:シロハラウミワシ/White-bellied Sea-eagle/Haliaeetus leucogaster
■遭遇した動物-55:ホタル(調査中)
■遭遇した動物-56:大型の鹿(足跡)
■遭遇した動物-57:スローロリス/Slow Loris/Nycticebus coucang
■遭遇した動物-07:トビハゼの一種
■遭遇した動物-58:ヌマガエル/Grass Frog/Rana limnocharis?
そんな興奮のナイトウォークを堪能し、20:30からディナーです。バイキングではないですが、食べきれないほどのライスと、炒め物3品は同じでした。飽きた〜〜。ってことでシャワー浴びて、部屋のベランダからちょっと林を眺めて寝ました。
■遭遇した動物-15:ホオグロヤモリ/Spiny-tailed House Gecko/Common House Gecko/Hemidactylus frenatus
http://riemagu.jp/mt/mt-tb.cgi/866