September 25, 2009
【Madagascar04】Ronomafana→Ranohira
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4日目はRonomafanaからIsaloへ、サザンクロス街道をひたすら移動します。
【バッタ?:種名調査中】
【ヤモリ?:種名調査中】
【カブトムシ?:種名調査中】
【ガ?:種名調査中】
【花?:種名調査中】
6:00に起きて6:30から朝食です。クレープとパンとフルーツとチーズ。今日もフランスっぽい。
部屋を片付けて外に出ると、ポーターが待ち構えていて、見事に荷物を奪われました。チップはAr.1000。リチャードがチェックアウトしてくれている間に、笑顔が素敵な大将にAr.2,000渡しました。ホントは全部大将に渡したい…
8:00出発。国道23号を少し戻り、サザンクロス街道を再び南下。
見渡すかぎり急で植物が少ない山々と田んぼです。
稲の間隔は18cmに決まっているそうです。草取り機械の幅だそうです。でも適当にやる人も多いそうな。
家の東側には窓もドアもありません。宗教上の理由らしいですが、東からの風を避ける役目もあるかもしれないとのこと。北東の角は特に大切で、祈る時はいつも北東の角だそうで、仏壇や神棚みたいなものはないそうです。ちなみにいつも北枕だそうです。
普段飲む酒はラム酒だそうな。ジャマと言い、ヌシべ産のサトウキビが原料だそうです。
田と山が広がる景色を抜けて、少し大きな街に入りました。
Fianarantsoaです。
使われているのかどうかさっぱりわからない駅で休憩しました。
駅前に露店の黒革ソファ屋さんがあったり、ホームに車が停まってたり、線路脇で子どもが遊び母は洗濯という恐ろしく自由な駅です。
街中は人で溢れていました。
給油を終えて出発すると、引き出物らしき飾り付けをされた車がありました。ホコリと砂だらけの街と、ピカピカの新車の対比がすごいです。どこでどうやってその新車を買うんだろう?
Fianarantsoaはベチレウ族が多く、彼らはMadagascarの中では勤勉な人々だそうです。カトリックが多く、稲作をよく行い、協力して仕事をするそうです。Fianarantsoaの周辺にはブドウ畑とワイナリーもたくさんあるそうです。
Fianarantsoaを抜け、少し走って峠を抜けるとスバラシイ景色が広がります。
残念ながら営業してませんでしたが、峠の茶屋があります。
【植物:種名調査中】
【植物:種名調査中】
【多肉植物:種名調査中】
お昼にはまだ少しありますが、早めに昼食をとることにしました。
峠を下ってAmbalabaoの街へ。
11:30にHotel Aux Bougainvilleesというホテルに到着しました。
ここにはホテルの他に、レストランや製紙工場があります。
【Avoha/チンチョウゲ科】
Avohaと呼ばれるチンチョウゲ科の植物を原料に紙を作っていました。和紙のような感じの紙です。
Madagascarに渡ったアラビア人が、沈んだ船にあったコーランを直すためにパピルスを探したけど見つからず、南部で自生していたAvohaの皮を代わりに使ったのが始まりだそう。Avohaは南部から売りに来るそうです。作り方はこんな感じ:100℃で4時間煮る→水に晒す→黒い部分を取る→チップにするため叩く→400gにまとめる→1畳より少し小さいくらいの型に流す→本物の花を入れて飾る→乾燥→完成。
【植物:種名調査中】
【植物:種名調査中】
【植物:種名調査中】
【植物:種名調査中】
【植物:種名調査中】
【植物の実:種名調査中】
【マメ:種名調査中】
Avohaだけでなく、いかにも多肉な植物がいっぱいありました。
昼食は、パイナップルジュース(Ar.8,000)、チーズオムレツ、エビのガーリックソース、ごはん、骨付きチキン、スパゲティ、バナナチョコ、フルーツクレープと大充実でした。
自転車ツーリングの集団が到着するのと入れ替わりで13:30にAmbalabaoを出発。
いつまで見ても飽き足らない景色を眺めながら進むと、Anjaという場所にワオキツネザルが見れる岩山がありました。
いかにも観光地なところで、リチャードがスタッフと何やら話していましたがそのままパスして進みます。
様々な形の岩山が現れます。中にはシャチの背ビレのような形のものも。
アチコチで野焼きが行われています。焼野が原のところも少なくありません。
そのうち、サザンクロス街道と言えばコレというくらい有名な岩山が見えてきます。
ボネ・ド・パップと言うそうですが、父さんの帽子という意味で、正式な山の名前ではないみたいです。
その後も果てしなく続く道を進みます。
Ihosyというウシの産地で有名な街を抜け、とある崖の前で停めてもらいました[15:15]。斜面にパキポディウムが咲いているではないですか。こりゃ登ってみるしかありません。
【パキポディウム ウンベンシス?ロスラーツム?/Pachypodium rosulatum】
焼け残ったパキポディウムが花を咲かせています。リチャードによると、パキポディウム ウンベンシスという種らしいのですが、ロスラーツムに似ています。ググッてもウンベンシスというのは見つけれませんでした。
この種は炎に強いそうです。どんな仕組みなんだろう?
【トカゲ:種名調査中】
【植物:種名調査中】
【植物:種名調査中】
ひと通り斜面を観察して出発[16:00]。
しばらく山道を登り、やけにキレイに街路樹が並んだ道を抜けると、恐ろしく広大な台地の上に、見渡すかぎりの草原が広がっています。リチャード曰く、ムルンベという平原地帯だそうです。
草原と言ってもほとんどが焼き尽くされています。
ビール工場がありましたが、水はいったいどうしているのか?なぜココなんだろうか?
時々穴がある道を120km/hでさらに進み、一旦Ranohiraを抜けて、La Fenetre de I'Isalo(イサロの窓)に到着[17:15]。
岩にあいた穴から見える夕日がビューポイントになっていて、続々と観光客が集まってきます。
一番見頃な時間には20人ほど集まったでしょうか。
ウチはビューもそぞろにあたりをアチコチ散策しました。
18:00に窓を後にし、少し戻ってRanohiraの宿、Hotel Orchideeに到着[18:20]。
当然荷物はポーターに奪われてチップAr.1,000。ホントむかつく。
これから明日のガイドを探しに行くというリチャードにはAr.5,000。
4:00〜10:00は停電するらしいので急いで充電開始。悠はよりによってこの石造りの部屋でベッドから転落しコブ…。
そんなバタバタしているうちに夕食の時間です[19:00]。メニューは、きのことカリフラワーのスープ、牛肉の香草揚げ、ポテト、パン、アイスでした。ビールも呑んじゃいました♪
食べていたら、Madagascarに来て初めて蚊がいることに気付きました!いよいよマラリアが気になる場所に来てしまいました。とりあえず2匹殺しました。
夕食後シャワー浴びていたら突然停電して号泣する悠をなだめ、GPSデータ・写真のバックアップをし、荷物を整理しつつベビーキャリーに日傘を装着するなど明日の山歩きの準備をして、疲れきって23:00おやすみなさい zzz。
□本日の移動(GPS logger)
車移動 約355km 約6時間40分
Googleマップのサイトで 20090925Madagascar を表示
□本日のお会計
Ar.36,000(1,756円)
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