May 23, 2011
東北ボランティアの旅01
マリンピア松島
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災害支援のためにというより、ずっともんもんとしていた思いを晴らすために、仙台といわきにボランティアしに行くことにしました。休日特別割引を使うために日曜の23:30に出発して一路仙台を目指します。5月中に行きたかったのも、休日特別割引を使うため。
首都圏を通過すると、せっかくの休日特別割引が首都圏で途切れてしまうので、北回りで行きます。と言っても北陸道ではなく、開通したばかりの北関東自動車道を活用します。中央道から長野道に入り、上信越道へ。
久々に峠の釜飯の横川SAに寄りました。

そしたら、なにやらキレイになっています。建物の中に電車まであって、その中で釜飯を食べることができるという趣向です。しばらく行かないといろいろと変わるもんです。
その後もガシガシ走り、関越道から新開通の北関東道を経て東北道へ。

災害支援車両が増えてきました。災害による通行止めの情報もあちこちにあります。

福島県あたりから道路の段差も増えてきました。補修はしてあるものの、気を抜いていると車がバウンドして、荷物がバラバラになります…。

さすがに眠くなってきたので、5:30ごろ上河内SAで3時間寝ました。ハイエースベッドの初使用です♪
ナカナカの眠り心地で、ぐっすり寝て10時頃出発。

仙台南部自動車道に入るとさらに段差が増え、仙台東部道路に入ると、東側に被災地が広がっています。海まで2kmあるかないかの範囲がすべて荒地になっています。家があったのか、田畑だったのか判別できません。遠くに見える松林もまばらです。テレビなどで何度も見ていた風景ですが、実際目にして本当だったんだとようやく実感が湧いてきます。と同時にこれはいったいいつ片付くんだろうと気が遠くなってきました。明日からのボランティアがんばります。
とりあえず今日は到着がお昼回ってしまったので、マリンピア松島を久しぶりに訪ねます。
三陸道に入り、松島海岸ICで降りました。

感激の1,150円!ってアレ?150円はなんだろう…定価は14,000円以上するのでまぁいっか。

マリンピアは不滅に復活してました!
気付いただけでも3箇所に津波が来た場所を示すシールが貼ってありました。

かなりの高さまで来たことがわかります。
ペンギンの水槽にもありました。

このシールがなかったら津波の跡は全く感じないほどキレイになっていました。
館内には震災に関連したメッセージが各所に展示してあります。
各地の園館からの応援メッセージ。

逆にマリンピアの飼育係からのメッセージ。

来館者の思い。

本当に震災があったんだなぁと改めて感じました。

館内はいたって平穏でした。
水流で追い出されて捕まる魚や、赤は海中で見えない展示。

いろんなフグたち。

保護されたキタオットセイのタロちゃん。

結構クるデンキウナギの感電実験。

ペンギンたち。

ヒナも産まれ、現在抱卵中のカップルもいました。


こんなにキレイに復活したマリンピアを見て、みなさん勇気をもらえるでしょうね。
マリンピアを出てまだ時間があったので、ニュースで話題だった復活した遊覧船に乗りに行きました。

遊覧船の券売所はマリンピアのすぐ近くにあるのですが、海沿いの歩道が破損してしまったため、ぐるっと遠回りしていかなくてはなりません。

道路沿いの商店もかなりの被害を受けています。遊覧船の桟橋もまだ修復中の箇所がありました。

本日乗船する船は第三仁王丸です。かなり立派な遊覧船です。前の回が終わったところでしょうか、多くのお客さんが降りてきました。外国人もチラホラいるようです。
船内で600円を支払えば、2階グリーン席と2階デッキが使えるのですが、ここはケチって1階で。

船内ではカモメのエサとして小さなエビせんの袋を100円で販売してます。かなりのお客さんが購入してました。大量のカモメが着いてきて、空中キャッチしたり、引き波の中に落ちたエビせんに向かって果敢にダイブしたり、中には横着にも船に留まるヤツも。

風光明媚な景色が広がっていますが、ところどころに船やコンテナが座礁しています。

有名な島の浜やその背景にも、打ち上がった船やコンテナ、壊れた堤防、崩れかけたマツが見えます。

壊れた筏も浮かんでいました。片付けるにはかなりの時間がかかりそうです。

桟橋近くのお土産屋さんも、周りの地盤が沈下したのでしょうか、お店と歩道の間が相手しまっています。線路の横に船がうち上がっていました。

仙台東部道路で再び海側を眺めながら、太白区の知人の家へ。仙台駅近くのネオン街で呑みました。街はいたって通常に見えましたが、震災前に比べたらネオンも人も減ったそうです。
そんなわけで長い一日でした。明朝ちゃんと起きてボランティア行けるかな…
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