May 26, 2011
東北ボランティアの旅04
いわき湯本温泉「旅館こいと」
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犬山を出て4日目の今日は、いわきに入り、ボランティアセンターで活動します。
差塩PAから1時間かからずにいわきボランティアセンターに到着しました。
こちらも受付はプレハブでしたが、社会福祉センターの敷地内にあり、説明やマッチングはセンターの中で行いました。新規と2回目以降はやはり別の列に並び、登録をして初回レクチャーを受けました。ここまではかなり時間かかりましたが、いざマッチングが始まると仙台よりずいぶんスムーズな印象です。まず車両を提供できる人優先で希望を募り、車両が決まり次第、運転手とその連れ以外の足りない人数を、それ以外のボランティアさんから希望を募り、人数が揃い次第、仕事の説明とリーダーの選出、準備物の確認をします。それが終われば基本的にはボランティアだけで動きます。
怪我については仙台と同じように厳重に確認されましたが、写真については「家主さんの許可をとってから…」というように、全面禁止というわけではありませんでした。いろいろとスムーズというか、良い意味でも悪い意味でも規律が緩いようです。
maguも車両を提供しました。提供と言っても単なる移動手段です。
センターの方は同乗しないので、地図を渡されて現地に向かいます。まぁでも現地の方も一人くらいは同乗しているので、道に迷うようなことはないでしょう。
20分くらいで到着。小名浜の近くの永崎という地区でした。
今日の作業は民家の庭の砂出しです。20cmくらいつもった砂をスコップで掘り起こし、土嚢袋に詰めていきます。仙台と違い、さらさらした砂でした。20人くらいで活動し、1tの大きな袋に20袋程度、土嚢袋に200袋程度詰めたところで作業終了です。休憩を挟んで6時間くらいの活動でした。
休憩中に海を見に行きました。橋が落ちていたり、テトラが流されていたり、家や商店が潰れていたりしました。
帰り道は他の車両が先導するのでついてきてとのこと。ついて行くと、民間車両進入禁止のところにも入っていきます。どうやらベテランボランティアさんの判断で勝手にアチコチ見て回っているようです…。民家でも無断で写真撮影していた松戸市議会の人がケータイやデジカメでパシャパシャやるもんだから、magu車に同乗していた現地の方は怒り出すし、険悪…。あぁついていかなきゃよかった…。
いわきボラセンの緩さが悪い方向に働いちゃってます。特にベテランのボランティアさんがかなり慣れていて、いろいろと自分で判断して行動しているようです。せっかく遠くから来たのだからと見せてあげたようですが、神経使っている方の身にもなって欲しいもので…、でも確かに見せてもらってラッキーだったし…、注意できなかった自分が不甲斐ないし…、そもそも私は見ること自体はいろんな意味でそれほど悪いことではないと思っているけど、ボランティアの肩書きを使って本来は入れないところに入るのはちょっとね。なんだか後味悪い1日目でした。
ボラセンに戻り、道具を下ろしてすぐその場で解散。センターの中に入ることも、点呼することもありません。長靴の消毒なんてもってのほかです。確かに早くていいんだけど…なんだか呆気無く…これもベテランと初心者の距離が広がる一因かもしれませんね。
あ、大事なコトを思い出しました。犬山から電話で問い合わせした時に、対応してくれた親切な女性が、帰りの高速代が無料になる書類のコトを教えてくれたんでした!センターで聞いてみると、申請書類に記入して、福島県いわき合同庁舎の方に行ってくださいとのこと。首都高でも使えるのかどうかとかいろいろ不明点があったので、窓口で聞きながら記入することに。
税金関係の課でアレコレ聞きながら記入しました。あんまり遠くから来ることはないのかな?相談しながらでかなり時間かかりました。で、ゲットです♪
これで愛知県まで無料で帰れる!まぁもともと日曜に帰る予定だから1,000円だけどね。
ところで、いわきでは友人と合流し一緒に活動しました。その彼の案内で湯本に行き、彼が以前バイトしていたという旅館のお風呂に入れてもらい、彼の家に宿泊までさせてもらいました。ありがとう!
湯本も地震で歩道が液状化したり、地面が歪んで段差ができるなど、いろいろと被害がありました。みなさんもうあまり気にされてないみたいでしたが、いわきは放射能だってこの先風向きでどうなるかわからないし、本当に大変です。
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