August 29, 2002
東北海道エセネイチャリングの旅06
和琴温泉「無料公衆浴場」
釧路市動物園
山渓閣温泉
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□29(THU)6日目
6:00起床。昨晩セイコーマートで買った朝食を食べ、寝袋をしまい、いざ出発。笠原君は若いだけあって、あれだけガサゴソしていたのに一向に起きる気配無し(笑)。またどこかで会いましょう。
お土産屋さんの横の路地を何とか押して出て、ふと横を見ると逆側のお土産屋さんにキタキツネが、、、。まぁ細かいことは気にせず、出発進行6:45。県道52号をいざ屈斜路湖へ。と思ったら、いきなり道を反対に進んでました。ま、でもそのおかげで硫黄山を見ることができました。これまた白根山@長野の上の方にありそうな場所で、噴煙が上がり、硫黄の匂いが充満しています。この辺りで間違いに気づきUターン。
屈斜路湖周辺には無料混浴露天風呂がたくさんあります。先ほどの硫黄山の裏側にある露天風呂に、屈斜路湖辺の砂湯温泉・池の湯温泉・コタン温泉(半混浴)、そしてこれから向かう和琴温泉です。県道52号は緩やかに左カーブしていき、そのうち屈斜路湖の辺を走ります。ただ、道路と屈斜路湖の間には防風林やらキャンプ場があって、あんまり展望はよくありません。それでも木の多い茂った道路、そこをまだ朝霧の立ち込める中走り抜ける。気持ちよくないわけがありません。
10kmほど屈斜路湖のほとりを走ると、国道243号にぶつかり、そこを右折。間も無く和琴半島入り口の看板が。そこを右折すると道はまっすぐに和琴半島へ入っていきます。1km程行くと、駐車場があって行き止まりになります。周辺にはキャンプ場がたくさんありました。ライダーハウスもあるようです。この駐車場にバイクを停め7:00、温泉へ。本当は和琴半島の付け根にある露天風呂に入る予定だったのですが、昨日は夜公衆浴場に行けず、体を洗えなかったので、ここはやめて、駐車場の看板で見つけた半島の中にあるという無料公衆浴場へ行くことに。混浴を期待する輩がうじゃうじゃいる露天風呂を尻目に(まだ言ってる)、湖畔を歩き、森の中へ。しばらくすると小さな小屋が見えてきました。外観は非常に綺麗です。中に入ると4畳半くらいの脱衣スペースが、そして扉の向うには同じく4畳半くらいのお風呂がありました。早速服を脱いで朝風呂です。ところがお湯が熱????い!!過去最高に熱いです。とても湯船には入れそうにありません。しょうがないので桶で火傷しそうになりながら体を洗いました。帰りがけに脱衣所に掛けられていた落書き帳を見ると、やはりみんな熱くて入れないようです。う?ん、残念。
それでも一通り体を洗ってすっきり出発7:45。ちょうど出発するころカップルが2組やってきました。どうも今回はタイミングが悪い、、、。残念。和琴半島を抜け、国道243号へ左折。一路南へ。摩周を抜ける辺りで国道391号へ右折。どんどん南下していきます。今思えば県道53号の方を行けばよかったのですが、ただただ単調な道が続き、混んでいるわけではないですが、ある程度のスピードで流れているからこれまた眠い。rieはすっかり熟睡しています。ので全く写真ありません(笑)。道は段々と街っぽくなっていきます。70kmほど走ると釧路に入りました。釧路の街を迂回するように県道113号から県道53号へ。県道53号を摩周の方へ2kmほど戻るとありました釧路市湿原展望台。9:30ひとまず駐車場にバイクを停めましたが、ここからだと有料の展望台に入らないと景色が良くないので、トウモロコシ300だけ買って、さらに1kmほど言ったところにある無料の展望駐車場へ。ここでトウモロコシを食べながら湿原を眺めました。うーん美味しい、そして雄大。少しモヤが出ているせいもあって、湿原はその端が見えないくらい広がっていました。これまた釧路の街のすぐ近くにこんな場所が、、、。距離感がわからず、サバンナのように見えます。キリンがいそうです。マジで。
30分ほど休憩して展望台を後にしました。県道53号を戻り、県道666号へ右折。2km程行くとありました今日の主要目的地「釧路市動物園」。有料の民間駐車場が並ぶのを無視して奥にある西門のそばの無料駐車場へ。ジェットコースターなどの遊具もある動物園で、最初はあまり期待していなかったのですが、この動物園には手作りのパネルがいっぱいあって、かなり楽しめました。この日は気温が高くて、もう少し日陰が多いと良いのですが、それでも2時間ほどかけてゆっくりまわりました。
レッサーパンダは、最近オスがメス兄弟と同居を始めたばかりとか。これは見ていて面白かった。だってオス弱弱なんだもん。先住のメスがくると、おずおずと場所をゆずります。カーッと威嚇されてすごすご逃げる様子、応援せずにはいらせません。がんばれよ!!(そうそう、こんな情報も手作りパネルがあったからこそ解ったことです)
そしてヤマアラシ。同じ種類のヤマアラシには旭山動物園でも出会っているので、親近感増します。でも昼間は寝てるだけ?。
こちらは北海道ならではのシマフクロウ。長生きNo.1のメス・しのぶさんです。しのぶさんは、私たちが行ったら樹上でなにやら落ち着かない様子。下を見つめてモジモジしてます。どうしたのかとおもったら、枝を一つずつゆっくり降りていき、地面へ。そしてゆっくり歩いて水のたまった容器にとっぷり浸かって満足げ(笑)。おばあちゃんなので、のんびりさんなんですね。
13:00頃釧路市動物園を後にしました。県道952号から国道240号へ抜け、一旦海側に出て、国道38号を西へ。昼飯を求めて、道の駅しらぬか恋問に寄るが、雑誌に載っていた豚丼はボリュームありそうでしたが1,000以上はしましたし、あきれめて潮風の中更に西へ。しばらくするとやっぱり食べれば良かったと後悔、、、釧路和商市場の勝手丼も食べなかったし、今日は優柔不断が裏目に、、、。15km程行き、ホクレン白糠店で給油。国道392号に右折してすぐのセイコーマートでおやつを食べました。
なんだか悲しい気分の中、国道392号を北西へ。バイクはおろか、車もほとんどおらず、快適に走りました。ただ、ネズミ捕りをやっていそうで、めいっぱいに飛ばすことは当然できず、逆光でまぶしく、段々と眠くなってきます。45分ほど走って二股神社というところで休憩。芝生に座って北海道の静寂を堪能しました。
気分一新、再出発。道はいつの間にか国道274号に名前を変え、西へ西へと快適なワインディングをアップダウンしていきます。本別[Honbetsu]に抜ける直前、キタキツネが車にはねられて死んでいました。道路脇には野犬が、食べようとしているのか、それとも同じ科の死を悲しんでいるのか(そんなわけないか)、なんだか悲しい風景でした。さて、国道274号は「ふるさと銀河線」を越えて、右折すると国道242号との重複区間に入ります。私たちはすぐに県道658号へ右折。1km程行くと見えてきました「山渓閣温泉」。
ここは一軒宿の温泉で、400で立ち寄ることができます。近くにはキャンプ場もあって、遅くまで利用できるようです。砂利の駐車場にバイクを停め16:15、門をくぐると、いい感じにしなびた旅館です。結構呼んでも反応がない辺りもしなびた旅館の雰囲気をますます高めてくれます。おじさんにお金を払い、ギシギシいう廊下をすすんで浴場へ。露天はなく、男女別なのですが、適温でとてもいいお湯でした。たまたま他にお風呂に入っているお客さんはおらず、貸切で贅沢なお湯でした。しかも男女浴場の仕切り壁に付いている扉に鍵がかかっておらず、勝手に両方のお湯を楽しんじゃいました。宿の方ゴメンナサイ。rieが男湯の方に入ってたからま、いいか。
1時間ほどゆっくりして、今日の宿に向けて出発。県道658号を戻り、国道274号を北上。温泉に入って温まり、ポカポカしながら夕暮れの北海道を走りました。10km程行くと、3方向全てが重複区間となる超解り難い標識のある三叉路へに突き当たります。左は国道241・274号、右は国道242・241号、元来た道は国道242・274号ですよ。どこにいるのかわからなくなります。さて、この三叉路を右折し、1km程行くと、国道241号は足寄[Asyoro]駅前で右に曲がります。この三叉路をそのまままっすぐ行くと、すぐ右側にありました今夜の宿ライダーハウス「大阪屋食堂」。
隣の空き地には既に2、3台のバイクが停まっており、私たちもバイクを停めました17:45。このライダーハウスは食事をすれば宿泊料無料というありがたい宿で、記帳をした後、早速夕食を注文します。私たちは知り合いに聞いていた「味噌ジンギスカン」を迷わず注文、、、実は店の壁のメニューにその名がなく、値段もわからなくて少々不安だったのですが、、、。同泊していたライダーはやはり不安で、親子丼にしたそうです。あんまり美味しくなかったそうな。さて、出てきたのは皿いっぱいに盛られたキャベツと豚肉。火をかけてこぼさないようにかき混ぜます。ここに緑色(!!)のスリニンニクを入れ食べます。これがまた味が濃くて美味しい!!辛味はあまりないですが、辛いのが苦手なmaguにとっては非常に美味しかったです。さて、気になる値段なのですが、なんと800!!友達を信じてヨカッタァ。親子丼のライダーはかなり悔しがってました(笑)。
夕食後、メールの送受信、写真の移動、セイコーマートへ朝ごはんの買出しに行き、少し話をして寝ました。結局泊まったのは私たち含めて男性が6人、女性が2人でした。うち男性2人は早々に寝てしまい、かまわず大声でしゃべる女性ライダーを睨んでいました。う?ん、この辺がライダーハウスはやはり難しい。迷惑を考え我慢するのも大事だけど、就寝時間前に話もせずさっさと寝てしまうのも感じ悪い、、、。難しい。でもね、騒ぎたいAグループと、静かにしたいBグループがあったとしよう、もし静かにしたいBグループにあわせるとすると、だれも得しないのに、Aグループはしゃべりたいのを我慢しなくちゃならない。だってBグループにとっては静かなのは当たり前で、静かなのを楽しみたいわけじゃないよね。もし静かなのを楽しみたいのならそうできる努力をしなくちゃならない。逆にAグループにあわせるとしたら、Bグループは我慢しなくちゃならないけど、Aグループは楽しい。前者は我慢が1、後者は我慢が1だけど楽しみも1、ということは楽しみがある分だけ後者が良くない?なんだか論理が飛躍している気もしないでもないが、要するに人の迷惑を考えるだけが必ずしもたくさんの人の幸福につながるわけではないっちゅうワケですよ。どうかね?、、、なんて考えながら23:00就寝。
走行距離:約215km。お会計:7,176。
投稿者 riemagu at August 29, 2002 11:56 AMhttp://riemagu.jp/mt/mt-tb.cgi/266