June 6, 2004

ハウレッツ

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初訪問♪, 訪問園館数: 213 (動物園: 98, 水族館: 56, 博物館: 47, 研究所: 6, イベント: 6)

とうとう来ました、ハウレッツ!!ギャンブルで富を築いたジョン・アスピナルさんが個人で作った動物園で、来園者や協会に媚びる必要がないため、見る側のことよりも「動物のこと」を第一に考えて作られたということで、いろいろな面で他の動物園とは一線を画しています。特に有名なのがゴリラやトラ、アフリカゾウの飼育&繁殖。

日曜日なのに、お客さんはそれほど多くありません。エントランスにはしっかり「動物のことを第一に考えているため、アミューズメント施設もないし、動物が見えないこともありますよ」と書いてあります。
ポイントは、
・本当に見えない、、、、
・やっぱりゴリラすごい!!
・今後どうなる?

■本当に見えない、、、、
ゴリラやトラ、アフリカゾウの展示は別として、他に力を入れているのがシャーマンやルトン、ネコ科動物などです。で、どれも苔むした木で組まれた檻が、通路から少し離れたところに作られていて、檻にはツルが繁茂しているという状態。雰囲気は「森の中」という感じでとっても気持ちよく、「散歩しながら、動物が見れたらラッキー♪」という気分で歩くには良いところです。でも「動物写真を撮りたい」なんて思ったら最悪。郷に入れば郷に従え。私たちも動物の写真を撮るのは半ば諦め、雰囲気を楽しむことにしました。
20040606_203246_riemagu_eos.jpg

■やっぱりゴリラすごい!!
そして有名なゴリラの展示!!いろいろな人から話を聞いたり写真を見せてもらったりしていましたが、実物を見るとやっぱり違います。実は新しい放飼場がエントランス近くに完成したため、放飼場は全部で2つ。それぞれがうまく仕切れるようになっていて、群れとしては5群(たぶん)、個体数はなんと48個体(オス15個体、メス33個体)を飼育しているのです。これはホントすごい。
どれも檻型の放飼場で、来園者からはちょっと見難い。でもゴリラにとっては天井も壁面も、そして中間の空間(ロープや台などたくさんのものがある)も活用できるので、限られたスペースを有効利用できます。天井にはホイップスネードやロンドンで見たような三角形型の格子が設置されていて、天井付近も自由に移動できますし、中間にはトンネルのような構築物や寝台、滑り台、ハンモックなど本当にたくさんのものがあります。
一番大きな群れには小型のサルが2個体同居していて、微妙な関係も見られました。てっきり彼らは大きなゴリラを避けて細々と生活しているのかと思いきや、子どものゴリラに向かっていったかと思うと、いきなりお尻に噛み付くようにして追い払うという場面を見ちゃいました。わからないもんですねぇ。
そして一番のエンリッチメントはやはり社会性ですよね。小さな子どもが大きなお兄ちゃんに遊んでもらったり、おばさんが子どもの相手をしてあげたり、いろいろな関係が本当にたくさん見られました。そしてそれをみているお客さんも長居することすること。ちゃんと周りに長居用のクッション付きイスが設置されていて、みんなゆーっくり見ていました。こんな雰囲気もいいよなぁ。
20040606_191154_riemagu_eos.jpg

■今後どうなる?
ジョン・アスピナルさんは、2000年に亡くなったそうです。知らなかった、、、。売店に彼の歴史をまとめた本も売っていましたし、アスピナルマグカップ(アスピナルさんがゴリラと向き合う絵柄入り)なども売ってました。その後は息子のダミアン・アスピナルさんが継いだそうで、ガイドブックの表紙にも彼の写真が。2代目になったことで、どう変わっていくのでしょうか。
ゴリラの新放飼場以外に最近できた展示が二つありました。ひとつはその名もJurassic Mine。売店やレストランの一角にありました。ちょっと入る気しませんでした。もう1つはWalk with Lemur。キツネザルがいる大きめな放飼場に人が入りウォークスルーできるという展示。なんだかどちらもハウレッツっぽくないような、、、、。今後どうなっていくんでしょうか。
20040606_232340_riemagu_eos.jpg

投稿者 riemagu at June 6, 2004 7:50 AM
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