June 7, 2004

ポートリム

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初訪問♪, 訪問園館数: 214 (動物園: 99, 水族館: 56, 博物館: 47, 研究所: 6, イベント: 6)

ポートリムはハウレッツの姉妹園で、郊外型の広大な動物園です。、、、と言っても、ハウレッツ自体もけっこう郊外にあるんですが、さらに広大な土地にあるっていうことです。
今日は月曜日だったこともあって、お客さんはほんのわずか。開園後数分で到着したら、車は10台以下。閉園1時間前に出たら、駐車場に私たちの車だけが「ぽつん」と残されている状態でした。

園内はかなーり広いですが、放飼場のスタイルやパネル等はハウレッツと全く同じスタイル。種名パネルは完全に同じものでした。草食動物の放飼場がとにかくひろーいのが特徴です。そして歩く歩く、、、、、。明日筋肉痛は必至です(涙)。お土産やさんのオリジナルグッズもハウレッツで見たものと全く一緒。昨日、バーゼルで買った帽子に今までGETしたオリジナルピンバッチをずらーっと付けて、「今日もピンバッジを買うぞー!」と意気込んでいた私はちょっとがっかりでした。

ポイントは、
・ここにもクロサイ、あっちにもクロサイ
・名前がずらーっ
・ゴリラのオスだけの群れ
・イギリス式超豪華マンション&庭園

■ここにもクロサイ、あっちにもクロサイ
ハウレッツもそうでしたが、ここもとくかく同じ種があちこちにいます。クロサイの放飼場なんて、ガイドブックについている地図で見るだけで8つの放飼場に「Black Rhino」と書いてありますし、それ以外のところにも最低2箇所は放飼場がありました。つまり10箇所以上。すごい、、、、。他にも力を入れている種にはたくさんの放飼場が用意されていて、アビシニアコロブスやサンドキャットなども「まただよ〜」と思うくらいたくさんいました。もちろんゴリラも。
動物の姿かたちを楽しもうと思ったら「またか」と思っちゃいますが、コロブスなんかはそれぞれ家族構成が違いますし、クロサイも様々な年齢の個体がいたりなど、同じ動物種の中の個体差や関係をじっくり見るならとっても面白い。ついでに言えば、放飼場が広すぎたり木が茂っていて見えなかったりするので、ある場所で動物が見えなくても「まぁいいか」と思えるのがまたいいところです。
20040607_231926_riemagu_eos.jpg

■名前がずらーっ
そういった楽しみ方を助けてくれるのが、この個体名パネル。全種とは言いませんが、ほとんどの動物舎に個体名と性別、生まれた日付が書かれた白い統一パネルが掲げられています。それを見ると、その群れの家族構成がわかっちゃうというわけ。キーパートークの時間にも、個体の説明にかなりの時間が割かれます。これがなかなか面白い。ホイップスネードでがっかりしたボランティアさんのガイドとは正反対で、マイクも使わずフレンドリーな雰囲気でとっても良かったです。
20040607_231110_riemagu_eos.jpg

■ゴリラのオスだけの群れ
今日、一番驚いたのがこれ!ゴリラの放飼場にフィーディングタイムのちょっと前に行ってみたら、シルバーバックのオスが1頭くつろいでいました。「メスたちはどこかなー」と思っていると、おやつを持ってきたキーパーさんに誘われて次々に放飼場に出てきたのは、全部オスのゴリラたち。これにはホント驚きました。
オスが余っちゃう問題は、単雄複雌の動物種にはいつでも付きまとう問題です。若いメスは引く手あまただけど、オスが生まれると貰い手がつかない。チンパンジーもライオンもキリンもゾウもそうです。でも、若いオスを中心に群れが作れれば、この問題は解決しますし、ゴリラやチンプには社会性を身につける良いトレーニング期間にもなるでしょう。
この群れはオス6個体で、最年長のMATAKIが15歳。最年少のDJIMUが11歳。食事中はちょっとモメることもありましたし、放飼場内にそれぞれお気に入りの場所があるようで、1個体1個体、あまり他の個体と干渉せずに過ごしているような雰囲気でした。
20040607_232044_riemagu_eos.jpg

■イギリス式超豪華マンション&庭園
今日、2番目に驚いたのが、園の中心にあるマンション。マンションって言っても、日本で言うマンションとは違いますよ。要は、イギリスの領主が住んでいるような邸宅のことです。この邸宅は来園者にも公開されていて、中には超豪華な内装と壁画や美術品があふれるばかりに飾ってありました。ジョン・アスピナルさんお抱えの画家さんがいたみたいで、壁画の動物たちはとてもリアル。動きや種間関係もうまく表されていて、動物画としては今まで見たこともないほど魅力的なものでした。Mratin Jordanさんという画家さんのものです。そして、歴代ゴリラたちの肖像画。1個体ずつ、全身と顔が表情豊かに書かれた額が10枚以上飾られていました。こういうところも、他の動物園にはない特徴ですね。
20040607_190416_riemagu_eos.jpg

投稿者 riemagu at June 7, 2004 7:52 AM
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