June 8, 2004
アルティス動物園
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初訪問♪, 訪問園館数: 215 (動物園: 100, 水族館: 56, 博物館: 47, 研究所: 6, イベント: 6)
ペンギン初訪問♪ (ペンギンに出会った園館数: 94)
アムステルダムの中心に位置するアルティス動物園は、ロンドン動物園や上野動物園同様、歴史ある都市型タイプの動物園です。
Webサイトでアクセス情報を調べていたら、「駐車場はあるけどせまいし高いからオススメしないよ」と書いてあったのですが、確かに場所的に本当にアムステルダムの街の中心部に位置します。ドキドキしながら車で行ってみると、意外と大きめな駐車場がありました。でも料金は丸1日だと13ユーロ。ちょっと高め(それでも他のコインパーキングよか安い)。
ポイントは、
・プラネタリウムに地学博物館
・水族館と動物学博物館
・そしてアート
・動物園としては??
■プラネタリウムに地学博物館
入園してすぐ左手にあるのが、なんとプラネタリウム。中にショップもあるみたいなので入ってみると、売っているのは望遠鏡やら天体関係の本やら、、、、。正真正銘のプラネタリウムなんですね。まわりには天体関係の展示もあります。そしてその周辺には、望遠鏡を設置し遮光眼鏡をかけた太陽観測のグループが、、、。ちょっとびっくり。
そして入口右手(園路的には最後にあたる部分)には、地学博物館がありました。中はかなり広く、様々な鉱石やそのでき方、化石と進化などを紹介していました。アンモナイトの系統樹(化石付き)はすごかったです。こんなに種類があるんだー。
確かに突き詰めて考えれば、天体や地学と動物は大きな関係があります。だからうまくやったら面白い展示になるんでしょうけど、動物園からは浮いてしまっているような気がしました。
■水族館と動物学博物館
園内の奥まったところには水族館と動物学博物館があります。水族館はヨーロッパでは動物園内の1施設としてあるのが普通のようで、生息地別に魚、無脊椎動物などを展示している普通のものでした。動物学博物館は水族館と共通の建物なのですが、これは日本で考える博物館とはちょっと違いました。まさに標本をそのまま陳列してある感じで、パネルや模型などの解説装置はあまり見られません。そして剥製やら液沈標本やらがずらーーーっと並んでいます。シカなんかでよくあるような頭部の剥製壁掛けが、サイ、バイソン、そしてキリンまで壁に掛かってます。ちょっと趣味わるいような、、、、。そして生物の発生や多様性への関心からか、フウチョウなど近縁種の剥製をこれまたずらーっと並べて比較していたり、ヒトやサル、ブタの奇形の液沈標本や模型などもありました。
■そしてアート
園内の数箇所で、子どもが描いた動物画が飾ってありました。パンフレットを見ると、どうやら教育プログラムとしてアートのプログラムがあるみたい。その他、園内の至る所に動物をテーマとしたブロンズ像や石碑がありました。中には日本庭園や大仏まであってびっくり。
■動物園としては??
で、動物園としてどうだったかというと、いまいちという印象でした。特に印象が悪かったのはホッキョクグマ。ステージ型の展示で日陰も何もなく、本当に狭いところで行ったり来たりしていました。類人猿舎も狭く、その空間もあまり有効活用されていない感じ。施設が古いのは仕方ないとして、もっとがんばってほしいなぁというのが率直な印象でした。
オランダの動物園は素晴らしい!!という話を聞いてたので期待が大きすぎたのかも。明日はアーペンヒュール、明後日はエメンなので、それらに期待を託しつつ動物園を後にしました。
▲▽アルティスのペンギン▽▲
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