June 10, 2004

エメン動物園

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初訪問♪, 訪問園館数: 217 (動物園: 102, 水族館: 56, 博物館: 47, 研究所: 6, イベント: 6)
ペンギン初訪問♪ (ペンギンに出会った園館数: 95)

エメン動物園のことは、随分前から知っていました。1992年BBC制作、日本では1993年に放送された「動物園は今」で、来園者の教育に力を入れて成功している私立動物園として紹介されていたからです。ヨーロッパに来る前にも、何人かから「ぜひ行きなよ!」と勧められていたので、めちゃ楽しみにしていました。

ポイントは
・ペンギン中心の分園
・単純明快な園内
・ゾウの群れ
・よく泳ぐクマたち
・広大なサバンナ!

■ペンギン中心の分園
駐車場に車を停めていざエントランスへ。入園料を払い園内マップをもらうと、そこの兄ちゃんがとても親切に説明してくれる。なになに?「ここは分園でこっちが本園。この動物園は年々大きくなっているのさ」マジで!?確かにここは新しくてきれい。ここはオープンしたばかりのペンギン中心の分園で、ここから大きな道を渡る橋をこえ、ショッピングセンターを越えたところに本園があるんだそうです。
フンボルトペンギンの放飼場は、めちゃくちゃ良い♪プールも陸場もとっても広くて複雑。と同時に来園者通路もとても複雑で、プールの向こうにペンギンが見えると思ったら、園路沿いの自分の背丈ほどもある崖の上にいるペンギンと目があったり、岩の隙間を覗くと草を踏み分けたペンギンの道があったり、、、、。
他にも水をテーマとした体験型の博物館などがありました。
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■単純明快な園内
そしていざ本園へ。エントランスでもらった園内マップをみると、なんだかとってもシンプル。動物園自体があまり広くないというのもありますが、園内の配置が大胆なんです。中央にどどーんとサバンナ放飼場。そのとなりにだだーんとタイガの放飼場。エントランス付近には広大なアジアゾウの放飼場。その周囲を埋めるようにして他の小さな展示がありますが、巨大な3つの放飼場があるために園内はとってもわかりやすくて良いです。

■ゾウの群れ
入園して左手に進むと、アジアゾウの放飼場があります。はっきり言って、ここを見ただけで満足!チェスターのアジアゾウと1,2を争うほどの良い放飼場でした。群れは見えただけで少なくとも12個体。母親とおそらく兄弟だと思われる3個体をずっと見ていたんですが、母親がまず率先して遊ぶんです。滝に鼻をつけて水をばしゃーっとかける。子どもたちが真似する。そのおかげでぐちゃぐちゃになった土の上にごろーん。子どもたちもちょっと遅れてごろーん。他の個体もたくさんまかれている枝をバキバキ食べたり、思い思いに過ごしていました。
20040610_200502_riemagu_eos.jpg

■よく泳ぐクマたち
上述の「動物園は今」で「現在すばらしいクマの展示を建設中です」という話が出てきました。ということは、もうとっくにオープンしているはず。これを見るのも楽しみにしていました。
敷地的にはそれほど広くありませんが、中には2本の川(というか滝)が流れ、木が生い茂った部分や急な崖など複雑な環境です。そして何よりも、広いプールがよい!プールの底も倒木があったり浅いところがあったりなど複雑になっているみたい(よく見えませんでしたが)。そこで、クマたちがよく泳ぐこと泳ぐこと。水草のようなものを食べたり、プール脇に生えているつる草を取ろうとがんばったり、2頭でじゃれあったり、本当によく動いていました。
20040610_215632_riemagu_eos.jpg

■広大なサバンナ!
そして最も注目すべきが、園の中央部に広大な面積がとられているサバンナ放飼場です。ここで飼育されている動物種はかなりのもの!おなじみのアミメキリン、グランドシマウマ、ダチョウはもちろん、シロサイ、ハーテビースト、スプリングボック、ウォーターバック、カンムリヅル、ホロホロチョウなども同居していました。
中央が適度に盛り上がっていて、空を背景に動物を見れますし、向こう側がどうなっているのかわからないから、広々とした印象をうけます。また、ただただ広大な芝生が続くわけではなく、大きな木が影を作る場所や、岩がごろごろしたところ、そして砂場、土、水場などがありました。これだけ広く複雑なので動物たちも微妙にすみ分けているようで、シマウマとサイは適度な距離を保っているみたい。全種が1枚に収まった写真を撮りたかったんですが、ちょっと無理でした。
園内の中央に位置するので、園路をまわるうちにあちこちのビューポイントから放飼場が見えるのもよいところ。さっきは枝を食べていたキリンが、今は砂の上で休んでいたり、さっき出会えなかった動物に出会えたりします。
20040610_212220_riemagu_eos.jpg

後半、急に雲行きが怪しくなってきてスコールが降り出すという事件があったため、タイガの方の放飼場はゆっくり見えませんでした。雨が降り出したら、きゅうにヘラジカが元気良く走り回っていたのはちょっと見えたけど、、、。とにかく、1種の動物、または一つの放飼場をじっくり楽しめる動物園で、とっても好印象でした。

投稿者 riemagu at June 10, 2004 11:59 PM
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