June 13, 2004
オーデンセ動物園
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初訪問♪, 訪問園館数: 220 (動物園: 105, 水族館: 56, 博物館: 47, 研究所: 6, イベント: 6)
ペンギン初訪問♪ (ペンギンに出会った園館数: 98)
デンマークに入ってまず初めに訪れたのが、ここオーデンセ動物園です。ドイツから入ってちょうどコペンハーゲンに行く途中にある動物園で、知人のNさんより「オカバンゴの湿地の展示ができた」と聞いていたので、寄ってみる事にしました。
本当に地域の小さな動物園で、普通に歩いたら2時間。私たちですら10:00頃着いて14:00には見終わってしまったほどです。目玉はマナティーやペンギンの展示、そしてオカバンゴの湿地の展示です。
ポイントは
・一貫したバリアフリー
・あちこちにサブウェイ
・教育活動用カート
・オカバンゴの湿地
■一貫したバリアフリー
さすが福祉大国、北欧のデンマークです。園内はバリアフリーが徹底されていて、階段がある所ではホイールチェアーマークが必ずあり車椅子用の順路を示していました。この徹底振りは動物園側だけでなくお客さん側にも見られます。どういうことかっていいますと、バリアフリーをとにかくみんな活用する!今までも思っていたことですが、ヨーロッパの動物園では荷物を引っ張る「手押し車」ならぬ「手引き車」が随所で見られます。手荷物や子どもを4輪の荷台に乗せて、もち手を引っ張って動かす方式で、マイ「手引き車」を車に積んでピクニック用品一式持って来る人もいれば、動物園でレンタルしているところもあります。そしてデンマークではこの「手引き車」が異常に多い。ついでに乳母車(日本で想像するのよりはるかに巨大。二人乗りもザラ)が加わって、あちこちでみんなコロコロしていました。バリアフリーは車椅子のためだけではないんですね。
■あちこちにサブウェイ
一方で、平坦な道だけではつまらないだろうということでしょうか、園路がわかれてアスレチック気分を味わいながら動物に出会うようなサブウェイがあちこちに用意されていました。木をくりぬいたはしごを上っていくとライオンの放飼場を見下ろせるテラスに出たり、岩の隙間に分け入るとコウモリがいたり、、、などなどです。迷路のような雰囲気はちょっと楽しげな感じ。でも、あちこちにクモの巣があったり、入っていっても空のガラスケースだったりなど、あまりちゃんと維持されていないような印象が残念でした。
■教育活動用カート
1日に4,5回ほと、ささやかなステージで教育活動があります。私たちがのぞいた時には、トラなどの頭骨や毛皮、ライオンの頭の剥製などを持ち出してお客さんに解説をしていました。またこれとは別に園内を自由に移動できる教育活動用カートがあって、頭骨標本やらなにやらを積んで、園内に出没し、通りがかった人に解説をしていました。出店みたいな感じで楽しく気軽な雰囲気がよかったです。
■オカバンゴの湿地
これは、他の動物園では見たことの無いタイプの展示でした。かなり広い面積が湿地になっていて、そこにフラミンゴやペリカンがいます。ボードウォークで奥へ進むと、そこにはシマウマやダチョウがいました。これもかなり広い放飼場です。そういえば、かなり前に空のシマウマの居室を見たのを思い出しました。でもここからかなり離れている、、、、。よーく見てみると、湿地の脇に柵で隔てられた通路がずーっと居室まで続いています。この通路を通ってご出勤するわけですね。なるほど。
車で走っていると、デンマークはオランダ以上に湿地がたくさんあるように思いました。こんな国土を活かして園内に湿地の展示を作ってしまうとは。それもオカバンゴ。普通のサバンナの展示にはない面白さでした。
■オーデンセのペンギン
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