August 23, 2012
スポスタいじってご入院
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スポスタのオイルにじみがどんどんひどくなり、しまいにはプライマリーカバーからも漏れるようになってきた…。
しかも、ミッションの辺りから異音。半クラにするとグググって音やシュルシュル的なこすれる音がするし、いつも鳴ってるカラカラいう音も大きくなってきた。
だもんで、思い切ってクラッチケーブルとガスケットをいろいろと交換することにしました!
で、注文したのが以下のガスケットたち。
何枚あるんだこれ?
ちゃんとパーツリストとサービスマニュアル熟読して、部品番号指定して注文したからまだしも、適当にバイク屋に任せたら、違うモノとか余分なモノを注文されちゃいそうだな。
まずはトランスミッション周り。
プライマリーカバーガスケット [部品番号:34955-89A⇒変更34955-89B;5,734円]×1枚
クラッチインスペクションカバーガスケット [部品番号:25463-94⇒変更25463-94A;420円]×1個
部品番号が変更になっているものも多数ありました。プライマリーカバーのガスケットは素材が変更になっているようです。
チェーンインスペクションカバーOリング [部品番号:11188;267円]×1個
チェーンインスペクションカバースクリューOリング [部品番号:11171;267円]×2個
プライマリーチェーンの調整用覗き窓のガスケットです。
クラッチケーブル [部品番号:38610-00-1A-219⇒変更38663-00;5,915円]×1本
クラッチケーブルOリング [部品番号:11179;ケーブルに付属]×1個(レバーに固定するためのピンも付属)
ケーブルは既存のものの型番が削れて読み取れなかったですが、どうやら純正のものらしい。
クラッチレバーオイルシール [部品番号:37101-84⇒変更37101-84B;867円]×1個
トランスミッションオイル [部品番号:98854-96;2,620円]×1本
続いて、エンジンのヘッド周りの部品です。
ロッカーカバーガスケット(上段) [部品番号:17354-89;1,467円]×2枚
ロッカーカバーガスケット(下段) [部品番号:17353-89⇒変更17353-89C;1,839円]×2枚
エンジンの上のカバーは、ロッカーカバーと呼ばれ、3層構造になってます。その一番上と真ん中の間のガスケット(上段)と、真ん中と一番下の間のガスケット(下段)です。
シリンダーヘッドガスケット [部品番号:16778-84B+16779-84D⇒変更16800-84A;1,600円]×2枚
ロッカーカバーガスケット(インナー) [部品番号:17358-84A⇒変更17358-84B;743円]×2枚
一番下のロッカーカバーとエンジンの間のガスケットは、前後の各シリンダーにつき左右2枚あったのが、合体して1枚のガスケットになったようです。
ロッカーカバー固定ボルトガスケット [部品番号:63858-49;277円]×8個
あと、ついでに以前注文しておいたターンシグナルモジュールの緩衝材(バンパー)が届いていたので受け取って来ました。
ターンモジュールダンパー [部品番号:11512]
つうことで、暑い中ですが作業開始!
これまでもいろんな作業してきましたが、一度としてバッテリーの絶縁してなかったので、たまにはちゃんとやっとこうとやってみたら…
外しにく!!狭いし、横向きだし…こりゃ次回はやらないかも(笑)
とりあえずターンシグナルモジュールのバンパーを交換。
へたりまくってました。
さて本題。ミッションオイルを抜きます。
ドレンボルトは硬かったですが、思ったほど固まってなかったです。5/8"です。ただ、ドレンボルトの先端のマグネットについている金属片がものすごい!エンジンオイルのドレンボルトしか抜いたことなかったですが、さすがチェーンが駆動しているオイルのゴミはスゴいです。
オイルが抜けるのを待つ間に、Oリングを交換してパーツクリーナーで掃除しました。が、金属片を全て取り除くのは無理かも…
まだまだオイルは抜け切らないので、次にクラッチペダルの取り外し。
固定しているボルトを3/16"の六角で外して、グリグリ引き抜きました。結構固かった…。
クラッチペダルの奥に入っていたのはゴムのスペーサーで、さらにその奥にガスケット的なものが見えますが、装着されているものは金属とゴム?うーむ、注文したものとだいぶ違うなぁ…。しかも外れない。そっとしておこう。
続いて、プライマリーチェーンを調整するためのカバーを外します。
5/32"の六角でボルトを2本外せば取れます。こちらも洗浄してOリング交換。ボルトのOリングも交換。
次に、クラッチを調整するためのカバーを外します。
27Tのトルクスで4本外して取ります。四角いガスケットが付いているので交換。
スプリングとプレートを落とさないように外し、真ん中の調整ネジを時計回りに回すと大きな六角のナットが外れます。これでクラッチケーブルとクラッチをつなぐランプが自由になり、ねじりながらケーブルを外せばとれます。
次にフットレストを外します。
ちょっと固かったですが、1/4"の六角で外れました。
クラッチケーブルを取り外します。
クラッチケーブルを抑えているクリップは、エンジンと車体を留めるボルトで共締めされているのでひどく固かったです。遊びが最大になるように調整ネジを回せば(1/2"と9/16")、ハンドル側はリングさえ外すと簡単に取れます。エンジン側は9/16"のスパナで外します。その部分についているOリングと、クラッチレバーへの取り付けにつかう白いピンがケーブルに付属していましたので交換します。
で、いよいよプライマリーカバーを外します。
1/4"の六角で11本のボルトを外せば取れます。プライマリーチェーンの遊びを大きくしておけば外すのが楽です。その調整ボルトはロックナットを7/8"のスパナで緩めれば、1/4"の六角で動かせますが、ロックナットはかなり固かったです。
これだけ大きなパーツが外れると嬉しいです。あと、プライマリーチェーンのメカメカしさがなんとも萌えます。
今回のメイン、プライマリーカバーのガスケットを交換します。
クラッチケーブルの長さは予想に反してあまり変わっていなかったです。もしかしたら引っ張ると違いがあるのかもしれませんが。
プライマリーカバーについている古いガスケットを破れないように外し、パーツクリーナーで洗浄しました。
液状ガスケットを少し塗ってから新しいガスケットを貼り付けると装着が楽です。
プライマリーカバーを装着。ボルトは11本ですが長いものが4本あるので装着時注意(1/4"六角:9.0〜12.4Nm)。フットレストも同時に装着(1/4"六角:22〜38Nm)。
次にクラッチケーブル接続。
まずはプライマリーカバー側を装着しますが、なんとちょっと締めただけでねじ切れました!ネジ部分が内部に残ってるし…。しょうがないのでラジオペンチを無理やりねじ込んで、ちょっとづつこじりながら1時間かけてなんとか外しました(ToT) こりゃクレーム交換だ!(怒)
しょうがないので、古いものに戻し(9/16":4〜7Nm)、クリップ(34〜41Nm)とクラッチレーバ側も装着。ドレンボルトを戻し(15/8":9〜28Nm)、ミッションオイル注入。
液面で量を確認するそうですが、いまいち分からん。まぁ全量交換だからちょうど1本入れればいいので大丈夫だろ。
ランプを戻し調整ネジを反時計回りにとまるまで回してから1/2回転戻しておきます。クラッチ調整カバーを装着(27T:9〜12Nm)。プライマリーチェーンの遊びを9.5〜12.7mmに調整し(ロックナット7/8":27〜34Nm)、プライマリーチェーン調整カバー(5/32":4.5〜6.8Nm)を装着。後は、クラッチケーブルの遊びを1〜2mm程度に調整すれば完成!
半日かかりましたが、異音は解消せず…。クラッチケーブルも交換できず…。
ちょっと手に負えなそうなので、ご入院とあいなりました。なんとも成果のない半日だった orz
修理にいくらかかることやら…うぅぅぅ。
まぁ「プライマリーカバーを自分で開けたことあるよ」と言う権利を得たので良しとしよう…。
投稿者 riemagu at August 23, 2012 7:46 PMhttp://riemagu.jp/mt/mt-tb.cgi/3537