August 7, 2002

湯西川温泉執筆活動の旅 on Passart 1

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□いきさつ
「まだできんの(怒)」というmaguのいらだちから始まった今回の旅。なにをいらついてるかと言うと、rieが原稿を〆切過ぎても書かないんですわ。余裕ないなら引受けるなという話なんですが、引受けたもんはしょうがない。なんとかしてやらなあかんということで、古の文豪たちに習って温泉で執筆活動とあいなったわけです。

早速maguがネットで検索。検索基準は「混浴」「安い」「近い」「温泉街」「行ったことない」ってなんか目的と違うけど、程なく湯西川温泉・金井旅館を発見!ここに決定。

□7(WED)
7:30起床。8:00目黒出発。ひとまずVmax2ケツでrieの実家(新百合)に車を借りに。途中ビデオを返しに三茶のツタヤに寄ったときセルが回らなくなって、荷物満載のVmaxを押しがけするのに四苦八苦するも9:00頃新百合到着。今回の旅の相棒はVolkswargenPassartWagonです。
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軽く朝食を頂き9:30頃いざ出発。読売ランド坂を抜けて裏道から稲城大橋へ。中央道で多少渋滞しつつも高井戸ICでおりて、環8を北上。しかし今日も暑い!冷房ガンガンなのに暑い。いやだからいっそう暑くなるのかも、、、そんな環境問題的反省はおいといて一体外は何度なんだか、、、。お、そう言えばPasarrtには外気温がわかる温度計がついてるじゃないですか(写真)。って42.5℃!!しかも渋滞しているせいかどんどん上がっていく、、、ついに44.5℃。この後45.5℃まで上がりました。もはやヒトは生きていけません、、、。
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そんな灼熱アスファルト照り返しの中、和泉ICから外環へ。やや混でいたので予定より1時間ほど遅れて川口JCTから東北道へ。浦和の料金所をこえて間もなく蓮田SAで休憩。ここでここまで熟睡していた(怒)rieと運転交代。それにしても普段バイクだと、車の運転つかれません?視界は狭いし、車幅は広いし、すり抜けできないし、、、しかも人の運転だとよりいっそう怖い。しかしこの居住 性の良さには負けるけどね。バイク暑いんだもん。
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てなことで宇都宮ICで降りて、日光宇都宮道路(写真)へ。今回はあくまでも温泉執筆活動が目的ということで(既に忘れつつあるが)、有料道路使いまくりです。普段の貧乏旅行と比べるとラクチン。だけど、やっぱり高速道路って面白くないね。
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今市ICで降りて国道121号を北上。鬼怒川道路を通ってどんどん北上。しかしこの辺り観光ドライバーが多くて遅い!しかも挙動不信。特に年配のドライバーは自分が挙動不信なことを自覚してない。ある意味暴走族だよ。お金を落とせば暴走行為は許されるのか?少なくとも自分はあんな大人にならないように注意しよう。
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さてさて文句がちになってしまったが、車は特に眺めも良くない道路を北へ。これまで2度お世話になった川治温泉を抜け、五十里ダムの途中から県道249号へ。この辺りから道が狭く、工事も多い。rieはこういう道が嫌いなので運転交代。ダムが見えて眺めが悪いわけではないけど、あちこち工事しててほこりっぽい感じです。細い道をぐねぐねと抜け、とうとう14:00ごろ湯西川温泉へ。(この直前に共同浴場の看板が見えたんだけど、なんだったんだろう。気になる。)旅館の場所が分からなくて一度温泉街を抜けてしまうが、おばちゃんに道を聞き、無事到着!
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ちょっと狭い路地を入ったところにある駐車場に車を停め(Passartお疲れ!)、チェックイン。おっとりしたおばちゃんに案内され2Fのお部屋へ。残念ながら川が見える側のお部屋ではなかった。川側は常連さんが泊まっている様子。今回一番の誤算が部屋に冷房がないこと。山奥とはいえ、やはり暑い。はたしてここで執筆活動できるのか?
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気を取り直してお風呂へ。金井旅館には男女別内風呂、家族内風呂、男女別露天風呂、混浴露天風呂 、無料開放混浴露天風呂の計7つの温泉があります。まずは家族内風呂、その名も「子宝の湯」へ。なんだか露骨なネーミングだが、、、。中はちょっと狭くお湯も熱め。ひとまずこれまでの汗を流しました。
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さてここからが今回の旅の本番。rieもさすがに観念したらしく、やっと重たい筆、いやPCを取り出し執筆を始めました。maguも遊んでいたわけではなく、会社の税務申告書を書いたのでした。うちの会社は貧乏で税理士なんて雇えないんだけど、申告書難しすぎる。解説書はあるけれど、専門用語を専門用語で解説するし、どこから手をつけていいかわからん。最後までわからんところがあって、提出するときに税務署で聞いたけど、はっきりしない解答が、、、。いったいどうなってるんだろう、、、。
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そんな話しはさておいて、結局一晩で風呂4回入りました。あ、そうそう夕飯(部屋食です)前に散歩に行ったんだけど、1周したら大変でした。裏側は何にもないので注意。
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結局rieの原稿はできたのかって?現在もmaguのイライラが治まってないことから想像してください。
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August 8, 2002

湯西川温泉執筆活動の旅 on Passart 2

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□8(THU)
  7:30に起きてひとまず風呂。朝食をとってまた風呂。メールの送受信を済ませ、10:00頃チェックアウト。近くの土産屋でサンショウウオ(写真、自分で取りに行くんだって)を買い、いざ出発。
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 県道249号をさらに山奥へ。道はどんどん狭くなる。そのくせでっかいトラックも通る。いよいよすれ違うこともできないくらいになり、道が木で覆われた。景色は良くないけど、こういう道って涼しげで好きです。ただやっぱり車だと視界が狭くて怖い。どうも、イスを引いて運転するため、フロントガラスの横のサンが邪魔になって、右カーブの時に対行車に気付くのが遅れるみたい。
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 どこまでつづくのかという山道をこわごわ抜け、県道169号へ。このあたりは山奥の農村といった感じでとってものどかです。

 まもなく大笹牧場のレストハウスで休憩。牛乳100とソフトクリーム300、牛串200を味わいました。更にこのあと走る霧降高原有料道路の割引券(回数券をバラ売りしてた(写真))を買っていざ出発。
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  霧降高原というくらいだからさぞかし霧がすごいのかと思いきや、まったく霧はなく快適です。道はゆるやかに登っていきます。しばらく行くと大きな吊り橋が見えてきました。橋の前後には駐車場があるにもかかわらず、橋の上で狭いのに駐車している輩がいっぱい。これがまた親子連れだから頭が痛い。そりゃ若者も真似するよ。俺たちはちゃんと橋を渡った後の駐車場に停めたぜ。たまにいいこと(当り前か)したときにはアピールしないとね。んでもって橋の上まで行くと高ーい!高いとこ苦手なmaguにはつらすぎる、、、。とびびっていたら遠くから白いものが、、
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 、、そう、ようやく霧の登場です。谷をどんどん登ってくるではないですか!霧降じゃなく霧登高原ですな。
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  30分ほど休んで下山。日光側は少々急な山道です。それにしてもなんだか走った気がしないというか、あっという間に終わった気がする。やっぱり車だからかなぁ。バイクだと五感(味はないか?)をフルに使って走るからより強く記憶に残るのかなぁ?そんな研究ないかね。

 さて、日光に出た後は昼ご飯なんだけど、いまいち惹かれるものがなかったので宇都宮の餃子を食べに行くことに決定!宇都宮には以前にも一度餃子食べに来たことあるんだけど(「みんみん」だっけか?)、最近池袋ナンジャタウンに餃子博物館ができてから再挑戦したかったんだよね。
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 日光街道の杉並木を堪能しながら東へ。そう杉を眺めてて気付いたんだけど、あんだか銀色のプレートのようなものが巻き付けられてる。良く見ると会社の名前が入ってる。海山商事みたいな。どうやら杉並木保全にも関係して里親制度のようなものを実施しているみたい。確かに会社の人も「あれうちの杉だよ」って楽しいかもね。それにしても最初どの杉をどの会社にするかもめなかったのかな?金額に応じて太さが決まるとかかね。
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 てなことを考えてるうちにmaguは寝てしまい、気付いたら宇都宮でした。コンビニの駐車場で餃子マップを見て、今回は「宇都宮餃子館」に行くことに決定。ナビに従い宇都宮の細い路地を抜け、到着。あげ餃子と焼き餃子とレディースランチセットを注文1,772。おなかいっぱいで帰りました。
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August 13, 2002

千葉市動物公園

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ゴリライベントに参加すべく行ってきました。

ゴリライベント

実際のゴリラはこんな感じ。

実際のゴリラ

August 14, 2002

千葉市動物公園

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2日連続の千葉ZOOです。最近千葉づいてます。

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市民ZOOのみんなと来たわけですが、暑い!冷房室にもプールにも入りたい…

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そしてシマウマ暑いのに走ってます。

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August 16, 2002

須坂-武生帰省01
須坂市動物園

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帰省途中に須坂市動物園に寄りました。

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手作り顔出しパネル。やる気があるのかないのかわからないあたりがいい感じです。

地元の小学校との交流で、小学生が作ったいろんなものが掲示してありました。

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研究発表みたいなものから、エサやり禁止の注意書き、飼育係りの紹介ポスターまで、いろいろとにぎやかな感じになってました♪

August 17, 2002

須坂-武生帰省02
塩沢温泉「元湯」
下呂温泉「噴泉池」

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下道をずんずん走り、温泉に立ち寄って武生へ。

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塩沢温泉「元湯」
初入浴♪, 温泉No. 79
混浴(>_<)No. 17

すげーさびれた感じ…ホントに入って良いんだろうか…

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下呂温泉「噴泉池」
初入浴♪, 温泉No. 78
混浴(>_<)No. 16

こちらは人でいっぱい。夜中なのにみんなエロいねぇ。

ってことで、なんとか武生について爆睡。

August 18, 2002

須坂-武生03
加賀市鴨池観察館

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最終日はおでかけ。

まずは加賀百万石時代村へ。

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それから加賀市鴨池観察館によって帰りました。

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August 21, 2002

「やまねミュージアム」名古屋展

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プロジェクト・ワイルドの講習会のついでに、名古屋駅で発見。

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やまねブリッジ、誰にでもはできないと思うが、リスも喜ぶらしい。

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August 22, 2002

河川環境楽園 木曽川水園 自然発見館

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今日は、岐阜県のサービスエリアにある河川環境楽園というところに来ました。

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河川環境楽園内の自然発見館で開催されるプロジェクトワイルド講習会に参加するためです。

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maguはなんとなくこういうのって自己啓発的なニオイがするので好きになれないんだけども、まぁものは試しってコトで。

August 24, 2002

北海道東エセネイチャリングの旅:1日目

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ついに我が家も北海道ツーリングの日がやってきた!以前、北海道に行った人の写真を見せてもらったら、なんだか思ってたより随分人が多くて、「なんだ観光地じゃん」と、いまいち行く気が薄れていた昨今なんですが、ちょうどrieが旭川で仕事(市民ZOOネットワークのワークショップ)があるとのことなので、その後maguがVmaxで合流してタンデムでツーリングと洒落こもうってなことになったんです。そうとくりゃとVmaxにおnewのリアキャリア29,785を装着し、バイク便ボックスをタンデムできるように後ろ目に積めるようにプチ改造。準備万端!ってやっぱり北海道行きたかったんじゃん(笑)。
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【magu】
で、準備万端のはずが前日になってセルが不調に。どうもバッテリーが弱ってるみたい、、、まだ換えてから2年目ぐらいなのに、、、寿命通りか、、、しかし悩んでる暇もなく、朝NAP'S足立店に電話して、取り置き&充電をお願いしました。14時頃家を出発し、笹塚で預金をUFJから郵便局へ移動。八幡山ICから首都高へ。混んでいたので横向きに積んだ箱の幅に気を付けながらスリヌケして、加平ICで降り、NAP'Sへ15:00。早速バッテリーを購入11,707、自分で交換し、なんだか調子良くなったみたい。一応安心。
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15:30再度加平ICから首都高へ。ほどなく三郷料金所を過ぎ常磐道へ。荷物の状態を確かめながら、ひたすら北を目指す。友部JCTで北関東自動車道へ。そして水戸大洗ICで高速終了17:00。あー疲れた。本当はフェリーに乗る前に那珂湊で寿司を食べる予定だったんだけど、思ったより時間がなかったので、IC出てすぐの物産センター+ドライブインへ。そこにあったお寿司屋さんで我慢することにしたんだけど、いまいちだった、、、。安いのは卵とかだけで、魚は200円以上。それでも安いんだろうけど、やっぱり那珂湊行けばよかった。
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気を取り直して、出発17:30。コンビニで食料を買い込み、いざフェリーターミナルへ。搭乗手続きのためにまずは西側の建物へ。ここで忘れ物第1段発覚。車検証とバイク保険証のコピー、、、ひとまず無くても良いということなので、手続きを済ませいざフェリーへ。少々送れたせいか、待つことも無くフェリーへ。トラックの隙間に押し込められた。しかし、これが後でラッキーなことに、、、。
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荷物をまとめ、船内へ。九州行きや四国行きに比べて船自体大きいけど、設備も充実してる。レストラン・ゲーセンはもちろん、ミニシアターやバーまである。案内カウンターも豪勢。そして人が多い。親子連れからカップルまで。ライダーもたくさんいそう。面白いのがライダーだと思われる人のほとんどがツーリングマップルを持っていること。すぐに仲間だとわかるよ(笑)。風呂も大きくてきれいなんだけど残念なのが22:00までということ。みなさんさっそくレストランに行くようなんですが、さっき寿司食ったばっかりなので空いていそうな風呂へ。出発前だったので湯船がそんなに揺れることも無く、快適でした。風呂上りにアイスを食べながら離れ行く港を眺め、これからの旅を思うmaguなのでした。
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走行距離:約100km。お会計:16,799円(フェリー代¥10,400・高速代3,500含む)。
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【rie】
早朝出発5:30。羽田(7:30発)より旭川空港(9:00着)へ。旭川空港から直接タクシーで旭山動物園へ向かいました。タクシーの運ちゃんの話では、旭山動物園は有名だけど、さすがに直接空港からタクシーで乗り付ける人は稀だとか。確かにね(笑)。
旭山動物園についてすぐ、事務所に立ち寄り、ご挨拶、明日の打合せをおこないました。本当だったら事前にご挨拶や下見に伺うべきものですが、さすがに北海道。そう簡単には来れません。でも、電話やFAXでの問合せに対して親切に対応して頂いた職員のみなさまにホント感謝!です。
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その後、動物園内をじっくり下見しました。今回のワークショップは、広い園内を3ポイントに絞ってじっくり見る予定です。ポイントは「ペンギンの水中遊泳」、「もうじゅう館」、「オランウータンの空中散歩」です。詳しくは市民ZOOネットワークのwebサイトhttp://www.zoo-net.orgを見てくださいね。ホントに動物の魅力を存分に引き出した展示ですよ!
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お会計:30,920(航空券代含む)

August 25, 2002

北海道東エセネイチャリングの旅:2日目

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□25(SUN)2日目

【rie】
今日はワークショップ当日です!
9:30正門前集合。午前中は小菅園長の講演でした。パワーポイントに動画がたーっくさん入っていて、旭山動物園の動物たちが活発に活動する様子が満載!小菅園長の情熱が爆発し、結局予定を30分も上回る講演でした。でもとっても良かった!
その後用意したお弁当を食べて、午後はじっくり展示を見ました。
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「ぺんぎん館」は、日本初(もしかしたら世界初?)のペンギンの水中トンネルがあります。事前に個体情報も教えてもらっていたんですが、見ていてすぐにわかるのは「ブラッドリー」君と「あゆ」ちゃん。名前の由来を考えるとちょっと笑っちゃいますが、たしかに美男美女なんです。で、彼らはめちゃくちゃ仲が良い!だって、いつでも、どこに行くときも、ピーッタリくっついて歩くんだもん。必ず前は「あゆ」ちゃん、後ろを「ブラッドリー」君がついて歩きます。おいおい、それ、あゆちゃんが止まったらぶつかるだろ?!というほどすぐ後ろを歩きます。でも、水中トンネルからみたら、あら? さすがに水中でも一緒に泳ぐのは、難しいみたいですね(笑)
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「もうじゅう館」の目玉は、ヒョウとユキヒョウを見上げることが出来る展示。手の届きそうなところに、ユキヒョウの暖かそうな毛が見えます。そしてちょっと騒ぐと、「うるさいなぁ」という感じで見下ろされます、、、。
それにしても、「ヒョウ」って変な名前だと思わない?ワークショップのテキストを作っていて、ふとその変さに気づいてしまって以来、「ヒョウ」がツボにはまってしまって、、プププ。ものの本によっては、「ヒョ?」って書いてあるから、なおさら笑っちゃう。だって「ヒョ?」だよ!ヒョ?!!

気を取り直して最後の「オランウータン舎」へ。ここは圧巻。だって地上16mをオランウータンがゆうゆうと渡るんですから!よく、オランウータンの毛皮って赤茶でぼさぼさしていてカッコ悪いイメージあるでしょ?それがちがうの!あの長い毛皮がマントのように風になびいて、本人も自身たっぷりの面持ちで、それはそれはカッコ良いんですよ。

是非来年もやりたいですね。ワークショップの詳細は市民ZOOネットワークのwebサイトhttp://www.zoo-net.orgへ。
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その後、事務所にお礼して、空港へ。もちろん恒例反省会です。ここでまぐと合流しました。空港まで呼びつけられておきながら、まだ反省会中だったのでおとなしく待たされたまぐちゃん、ごめんねー。

【magu】
昨日は19:30頃、早々に寝てしまい、さすがに7時に目がさめた。途中持病の胃炎に苦しめられ、何度か起きたけど、2等船室も定員の半分くらいしかいなかったので毛布を2枚使えて快適な夜でした。すぐに朝食バイキング1,000へ。子ども向け?の甘い味付けでしたがゆっくりと堪能しました。その後は持ってきた北海道の情報誌を読み、まだ書いてないツーリングレポートを執筆しました。下北半島を眺めたり、持ち込んだカップラーメンを食べたりしているうちに時間はあっという間にすぎ、13:15定刻通りに苫小牧へ入港。実は遅めに乗船したため他の車の前に停めることになって、先に出してもらえたんです。遅くなるとデッキがトラックの排気ガスで充満するし、非常にラッキーでした。
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13:30頃下船、いよいよ我がVmaxが北海道の地に降り立った瞬間です。なんだか感慨深い!まずはマイレージキャンペーンin北海道に参加しようと、苫小牧市内のバイクショップへ。ところが、お店の人曰く、「参加しても無駄だよ」。既に始めている人は数万キロの単位だから少し位じゃ意味ないよとのことなんだけど、「違うんだ!思い出作りでしょ!参加することに意味があるじゃないか!」と少々いらだった。お店の人自体はそれほど嫌な感じなわけでもなく、怒るのもいやだし、問題はシステムにあるわけなんですよね。長いこと北海道にいるライダーにしか参加資格がないということで、最初から少し北海道のコアライダーには、いろんな暗黙の了解とかがあるらしくて、立ち入りがたいもの、閉塞感なんかを感じていたんだけど、これでより一層強まった。それにバイク屋なんてそもそも愛想が良い所少なくて、どっちかというと「そんなことも知らんの?」とちょっと客を馬鹿にしたところがあるし(これらも問題だけど)、修理したり何度も行ったりしないと仲良くなれないわけで、そこに飛び込みで行って、めんどくさい手続きしてくれるわけがない。帰ったらやり方を変えろと主宰団体に抗議しようと心に決めお店を後にしました。自分でメーターの写真撮っとけばいいもんね?だ!
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国道36号から県道259号を経て、日高自動車道(暫定無料開放中)を東へ。ここで忘れ物第2段発覚。フリースは持ってきたんだけど、その上に着る薄い皮ジャンを忘れた!!だって東京暑かったんだもん、、、。だんだん寒くなってきてしょうがないのでフリースの上にレインを着てしのぎました。やがて自動車道は終わり、国道235号へ。聞いてはいたけど車も速い!100km/hほどではないものの80km/hくらいは軽く出てる。快適にさらに東へと進み、富川町で左折、国道237号へ。これまた快適な道なんだけど、だんだんと空気中に水滴が漂っているようになってきて、走っていると濡れる。そのうちついに雨が降ってきた。今年は北海道は天気悪いと聞いていたんだけど、いきなりその洗礼をうけることに。しかもタイミングを逸し、レインのズボンをはかないでいたらびしょぬれに。ただでさえ寒いのに、、、。
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我慢して走ること60km、さすがに手足の感覚がやばくなってきて日高のスタンドで給油がてらレイン装着。16:00。ところがしばらくいくと占冠[Shimukappu]辺りで雨が止んだ。むれるのでレインを脱ぎ、金山峠を越える。北海道の山道はRが大きくて、スピードに乗る乗る。快適に走っていると対向車がパッシング。いきなり悪名高きネズミ捕りに遭遇。気を付けようと誓うのでした。
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程なく富良野市内に入る。ここで再び雨。なぜ峠で止んだのに、ここで降るんだ?再度レインを装着して走る。中富良野に入った辺りでまた止んだ。もうわけわからん。レインを脱いで走行。北海道っぽい風景が続きます。ラベンダーはもう散ってるようで、あきらめかけていたところ、深山峠のパーキングには紫色の花が見え、思わずバイクを止めました。なんて富良野っぽいんだ!!花はどうやら紫サルビア。敵もなかなか考える。しばらく写真を撮って富良野を堪能し出発。本当は吹上温泉に行きたかったんだけど、rieとの待ち合わせがあるのであきらめて一路旭川へ。17:40。
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美瑛[Biei]を抜け、ちょっとした峠を抜け旭川に入りました。待ち合わせ場所の旭川空港へ。18:05。こじんまりして綺麗な空港です。なにせ駐車場が無料なのが良い。rieとその仲間達に合流。彼女達の反省会を尻目にカニ雑炊1,300(ちょっと高め)をすすりました。2時間ほどゆっくりして、使わないものを自宅へ宅急便で送り、東京へ帰る仲間達を見送り、宿を探しに出発。20:30。
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暗闇の中、県道68号、鷹栖東神楽線、県道37号と走り、国道40号へ。こんな遅い時間にライダーハウスに入るのは嫌だったんだけど(主が居てうるさいとか、暗黙の了解があるとか聞いていた)、一応比布[Pippu]にある地域ふれあい館ブンブンハウスを覗きに。十数台のバイクが止まっていました。入れることは入れそうだけど、消灯が21:30とのこと、今後の予定などを立てようと思っていたのでここにとまることはあきらめて、国道40号比布トンネル富良野側にあったラブホテルドレミ(日曜6,800)へ。シャワー、メール受信、デジカメの写真整理など一通りすませ、今後の予定を立てながら眠りにつきました。2:00。

走行距離:約230km。お会計:14,441

August 26, 2002

北海道東エセネイチャリングの旅:3日目

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□26(MON)3日目

9:30起床。今朝はこれからの旅のためにゆっくり起床です。朝食サービスでもらったホットケーキを温めて食べ、10:30出発。今日は昨日とうって変わって晴天です。今年の北海道は天気が悪いと聞いていたのでラッキーです。国道40号から路地を抜け国道39号へ。途中トンビ?の死骸発見。興味津々のrie。一通り観察を済ませ、農道を抜け国道39号へ。すぐにホクレンで給油。1本目のフラッグ(緑)をGet!
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北海道っぽいトラック(写真)の後ろを走ること30km30分、国道273号へ。今回rieはタンデムでヒマなので、カメラ&ツーリングマップル係に任命です。この道も綺麗で気持ちよい道です。少しずつ登っていきます。途中夕張メロンの誘惑に負けそうになりながら、17km程行くと国道は333号と別れ北上、さらに登っていきます。5kmほど行くと、浮島トンネルは舗装工事中で片側交互通行でした。信号待ちしているときにrieがツーリングマップルで浮島湿原を発見し、それじゃあ行ってみようということで急遽浮島湿原へ。
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トンネルを抜け、そろそろ浮島湿原へ行く旧峠道への入り口だと思って探すのですが、工事用車両の入り口しか見つからず。その道を入り口をよく見ると、小さな看板で浮島湿原こっちと書いてるではないですか。ダート、、、。一度決めたらからにはそこにダートがあろうと、タンデムだろうと、Vmaxだろうと行きますよ。男ですから(涙)。ということで大型トラックでガタガタニなったダート(今回の北海道ツーリング第1段ダート)を入っていきました。
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しばらくすると工事用車両の駐車場を抜け、そこからは思っていたよりもしまって走りやすいダートが続きます。とは言ってもやはりダート、気を抜くと一気にもっていかれそうです。冷や汗も流れ、暑いのか寒いのかわからん状態で2kmほど走ると、なぜかひっくり返った標識が頭上に現れました。この逆さの標識には確かに浮島湿原→と書いてあるのですが、矢印の先はどう見ても森。バイクを止めよく見るとここから更に歩いて600m山奥に入っていくようです。それも600mなのになぜか20分もかかるようです。ご丁寧に入山者の記帳台帳までありました。帰って来ない人とかたまにいるのか、、、。一応2日前の24日に入山者がいました。1時間半程で下山しているようです。せっかくダートを走ってきたんだからと意を決し、入山することに。
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非常に狭くて急な登山道が続きます。こりゃ確かに時間がかかるはずだ。そのうち登山道はだんだんと狭くなり、ついにはトトロが出てきそうな道になります。トトロならいいけど、ヒグマでないでねと念じながらどんどん山を登っていきます。
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maguは喘息でそうになりながら、15分ほど登ると急に森が開けます。おぉ!湿原だ!なんでこんなところに湿原があるんだ?。もうようわからん。整備された足場の上を散策できます。途中にあった看板によると大きく分けて2つの湿原がつながったような形になっていて、全てあわせるとかなり広いようです。野球場くらいはあるかな。小さな葦のような植物が一面に広がっており、ところどろこに沼があります。葦が生えている湿った土にはシカの足跡がそこらじゅうにあります。いろんなトンボがいて見た事が無いものもいます。ダートを走り、きつい山路を登った甲斐がありました。だいたい標高にして1000m。めちゃくちゃ高いというわけでもなく、さすが北海道(この表現あってるか?)!
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下山すると結局1時間半ほどかかりました。下りながら考えた今回の旅のテーマは「エセネイチャリング」。そう、なるべく楽して、ネイチャリングのおいしいところだけ持っていこうというワケです。今まであんまりこういうところ行ったことがないしね。北海道っぽいでしょ。

台帳に無事下山のサインをし、下りのダートもコケルことなくクリアー。時間は既に13:00を回っています。そろそろおなかが減ったということで、滝上[Takinoue]町の道の駅を目指すことに。国道273号を一路北へ。快適なカーブがしばらく続き、やがてまーっすぐな道が出現します。北海道には開陽台とか有名な直線道路があるけれども、そうじゃなくてもあちこちにこういう直線道路ってあるようです。しかも面白いのは、それがフラットな平地にあるわけじゃないんだよね。いい具合にUP・DOWNしてるから先が見えなくて、道路がはるかかなたに消えていく。その先に何があるんだ?と期待しちゃうんですよ(昔国語の教科書にそういう話あったような)。
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35kmほど走ると、道の駅たきのうえに到着。スタンプラリー帳(本当は北海道全土の道の駅のスタンプラリーなんだけど、無理なので、各所でスタンプを押す便利帳となりました)などをGetし、食事できるところがないか聞いたところ、となりのホテル渓谷で食べれるとのこと。もはや他の店を探せるほど余裕が無いほど腹が減っていたので、直行。ザルラーメンと卵丼のセットランチ650を注文。あんまり北海道っぽくは無いけど、安いのでOK。味もまずまずでした。そうそう、今朝ホクレンでもらったスタンプラリー帳兼ホクレンマップを見ていたら、なんと高校時代の知り合いが乗っているではありませんか!!10年ぶりぐらいに見ました。名前出していいかなぁ?いいよね?相泰君元気ですかぁ??。みんな旅しているんだねぇ。
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45分ほど休憩して出発15:00。さらに国道273を北上。標識にも紋別[Monbetsu]の文字が見えてきました。この辺りにはトンビがたくさんいました。カラスとの勢力争いがありそうでした。本当はオオワシを見たいんだけどね。30kmほどで国道238号に。
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紋別は海沿いの港町で、国道238号は紋別市街から山側へ少し登ったところを走っています。国道から何本かの道が紋別の街中へ下っていくのが見えて、なかなか良い眺めです。「耳をすませば」で雫が階段を下りていくと目前に街が広がるそんな感じ。次の目的地オホーツクとっかりセンターの場所がいまいちわからなかったので給油がてらホクレンへ。給油し、道を尋ね、フラッグ(青)をGet!いざとっかりセンターへ。
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道を尋ねた甲斐もあって、程なくとっかりセンターに到着。「とっかり」とはこの辺りで「アザラシ」の意味。ここはアザラシ専門のミニ水族館なんです。入館料200。ただ見せているだけではなく、付近で保護される個体の治療や野生復帰を手がけています。ワークショップで知り合いになった角本さんに案内していただきました。普段から給餌観察と解説+触れることができる企画を行なっており、ちょうどこの日は終了した後でしたが、特別に触らせてもらいました。おもったよりぬるぬるしておらす、毛があることがわかりました。ありがとうございました。流氷がある時期には広場に雪山を作り、そこでアザラシたちがゴロゴロしているそうです。その次期にも是非また訪れたいです。
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さて、そんなこんなで時間はあっという間に過ぎ、17:45。そろそろ空も暗くなってきた。今晩はサロマ湖ほとりのライダーハウスに泊まる予定(人生初ライダーハウス)なので、急行。国道238号を一路南東へ。途中238号が90度右へ曲がるのに気付かず行き過ぎてしまい、サロマ湖に飛び込みそうになるが、いや飛び込みそうにはならなかったがキャンプ場に行ってしまいそうになり、北海道の夜の真っ暗さに恐怖を覚えつつなんとかライダーハウス旅人の宿に到着18:30。このライダーハウスを経営している、おとなりのくどう食堂で食事を取れば宿泊費タダということで早速夕食へ。せっかくなのでサロマ湖鍋定食1,380とサロマ湖ちゃんぽん790を注文。来てびっくり魚介類いっぱい!サロマ湖鍋はホタテがいっぱいでかなり濃い味付け。めちゃうまです。ちゃんぽんの方は長崎ちゃんぽんのような白いスープではなく、魚介ベースの透明なあっさりスープ(と言ってもやっぱり濃い目ですが)。こちらもなかなかです。宿泊費安い分うまいもん食えていいね!
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夕食後、荷物を降ろして、ひとまず風呂へ。ライダーハウスから9kmほど戻ったところにある上湧別[Kamiyuubetsu]温泉「チューリップの湯」へ。チューリップ浮いてたらどうしようと思ったけど、なんのなんの素晴らしいお湯でした。適度にぬめりがあって熱すぎずぬるすぎず適温。さっぱりと汗をながしました。500。
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ライダーハウスに戻る途中でセイコーマート中湧別店で朝御飯購入。ライダーハウスには山口から全県走破中のライダー♂と愛知県から来たライダー♂。それと得体の知れないおねーちゃん♀2人組み(「ラブワゴン見てからねよ?」と楽しそうだった)。あと、既に寝てしまったアメリカン乗り♂。このアメリカン乗りにはビールおごってもらいました。ありがとう!!しばらく話をしてから、メール送受信、写真を移して寝ました。22:30。

走行距離:約200km。お会計:7,023。

August 27, 2002

北海道東エセネイチャリングの旅:4日目

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□27(TUE)4日目

6:30起床。鳥の鳴き声だけが聞こえる静寂の中、昨晩セイコーマートで買った朝食を食べ、他のライダーを起こさないように注意しながら準備をしました。荷物をバイクにしまいに外へ出ると今日もすばらしい晴天♪ライダーハウスとくどう食堂の写真を撮り、既に食堂の準備をしていたおばさんにもあいさつをして、いざ出発7:00。こうしてライダーハウス初体験は無事終了したのでした。
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そう言えば同泊したおねーちゃん2人組みの姿は既になく、意外と一番に出発したようです。ビールをおごってくれたアメリカン乗りは「明日早いから」と先に寝てましたが、私たちが出発する時もまだ寝ていて、結局一番最後に出発したんでしょう。起きたら誰もいないみたいな(笑)。いやいや予定はあくまで予定、のんびりもいいですねぇ。
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まず目指すは、昨晩遅くてその姿をほとんど見ることができなかったサロマ湖の全貌を眺めるべく、幌岩山にあるサロマ湖展望台。国道238号を朝日逆光の中東へ。サロマ湖へ向かって下っていくところなんか非常に爽快でした。10km程行くと、サロマ湖展望台→という小さな看板が。それに従って県道961号へ。そしてすぐ左折。出ましたダート(北海道ダート第2段)。朝からガタガタ大変です。
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2kmほどダートを登ると、分かれ道が。一方は舗装道、他方は山の反対側に降りるダート、なぜココだけ舗装されているのか疑問に思いながら舗装道路を行くこと500mくらい、駐車場になって行き止まります。ここから歩いて50mほど登ると、ありましたサロマ湖展望台。室内と屋上があり、当然屋上へ。多少風が強いですが、見えましたサロマ湖!なくならないのが不思議なくらい細長い砂嘴で区切られていて、海なのか湖なのか甚だ疑問です。それがまた完全につながっていなくて、一箇所だけ海と湖がつながっている。もうわけわかりません。本当はさきっちょ行ってみたいんですが、時間がないので断念。陸側も不思議な風景で、森がところどころ切り開かれ、牧草地・農地になっています。つぎはぎされているように見えて、まるでゴルフ場のよう。土地が広大な北海道ならではの風景です。
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展望台には展望360°と書いてありますが、残念ながら実際は山側は木が茂っていて見えませんでした。とは言え、やはりこの視野に入りきらないほど雄大な風景を写真に撮らずにはおれず、屋上にあった小さなテーブル?に乗って一周撮影してみました(北海道開発局さんごめんなさい)。
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しばらく風景を堪能していると、昨晩旅人の宿で一緒になったライダーさんがやって来ました。昨晩、一緒に話をしたから、「あ、あの時の」ってわかるわけで、これがライダーがライダーハウスにこだわる理由の一つなんだと実感しました。安いだけじゃないんですよね。北海道に着いてからひっきりなしに出しているピースサインもそうだけど、やっぱりライダーの聖地なのですねぇ。

さてさて、小1時間ほど休憩して、いざ出発8:30。次の目的地オホーツク水族館@網走[Abashiri]を目指し、再びダートを逆側に下り、狭い農道を抜け、国道238号へ。更に東へ、いざ網走に向かいます。しばらく農地を走ると、再びオホーツク海に近づき、能取湖の辺を大きく迂回して、間も無く網走湖に出ます。どっちが海でどっちがどの湖なのかわからなくなります。そうこうしているうちにあっという間に網走の町に入りました。
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網走と言えば、網走刑務所です。国道39号との3差路には、網走監獄博物館→の文字がありましたが、今回は時間がないのでパスです。国道39号に入るとすぐにrieが、「今、標識に水族館の文字があった。オホーツク水族館とは違う水族館かも」と言うので、Uターン。頭上の標識を見ると、なんのことはないオホーツク水族館のことでしたが、どうやらちょうど停まった場所が、実際の網走刑務所の入り口だったんです。せっかく停まったのだからとちょっと寄り道9:00。網走刑務所の敷地には狭い橋を渡って入ります。入り口には「受刑者のプライバシーに関わるので、写真撮影には気を付けて」との意味合いの看板が。本当にここにいるんだと思いながら橋を渡りました。門の前で写真を撮り、お土産屋さんをのぞきました。受刑者が作ったという革製品や、ニポポの木彫りなどがありましたが、「網走監獄脱獄」と黒地に赤字で書かれたキャラメル(小さくて不意なお土産に最適?)120をおいおいと思いながら買い、寒さ対策のためにこれまた黒地に赤字で「網走刑務所無罪放免」と書いてあるトレーナー3,200も買いました。いやぁこのトレーナーは重宝しました。帰宅してから着るかどうかはわかりませんが、、、。と、そう言えば、刑務所の前の川にマスがいました。もう溯上が始まっているようです。
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さて、刑務所を後にして、国道39号で街中を抜け、県道76号へ左折。それを2kmほど走ると、見えてきましたオホーツク水族館10:00。この水族館は私たちが訪れた4日後の8月31日をもって閉館が決まっています。まさにラストです。今回の旅はこの水族館がなくなる前に行こうということで決心したと言っても過言ではありません。意外にも間も無く閉館との看板は全くなく、いたって通常通りな感じです。
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入館料800を払い(ちゃんと記念入館券をもらいました)、入館すると、まずはアザラシがいます。エサの魚が100で売られており、もちろん私たちもあげてみました。まだ子どものアザラシが陸に上がって両手で魚を食べるしぐさがなんともかわいかったです。屋外には他にペンギン、トドがおり、ラッコ館、オオワシもいました。
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室内には、目玉のクリオネや、フウセンウオ、ビクニンなどグニャグニャ系の魚が多く、やはりここまで来ると住んでいる魚も違うなぁと実感します。クリオネの給餌シーンを見ることはできないのかと、飼育係に尋ねてみましたが、餌であるリマキナは流氷の時期にしか取れず、それ以外はエサを全く食べないとのことでした。ただ、リマキナが取れる時期でも、クリオネがそれを食べるシーンはあまりに残酷で、お客さんには見せないとのことでした。ライオンがイヌを食べるようなもんだとおっしゃっていました。rieはテレビで見たことがあるそうで、maguは見たことがありません。見てみたい、、、。そうそう、ここの動物たちは閉館後どうなるのか聞いてみましたが、少しむっとした感じでまだ決まっていないとの返事が返ってきました。いろいろ大変なんでしょう。うまく受け入れ先が決まるといいですね。
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1時間ほど見学して、退館。おなかがすいたので、となりの食堂「かにくらぶ」へ。あまりにもなネーミングでしたが、移動するのも手間なので迷わず入りました。1Fはカニの直売所で2Fが食堂になっています。せっかくなので、カニピラフ800とカニうどん800を注文。うどんが見えないくらいカニたっぷりとはいきませんでしたが、それでもこの値段でこの量ならしょうがないでしょう。味も意外とカニとうどんがまっちしておいしかったです。カニの味も濃い気がします。ピラフもおいしかったです。ごちそうさま。
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1時間ほどゆっくりして、12:00出発。まずは網走で必要なものを買い(デパートの中にあった100円ショップと薬局)、郵便局で現金を補充していざ知床へ。しばらくはオホーツク海沿いの国道244号を走り、しばらくするとオホーツク海と涛沸湖に挟まれたます。さらにしばらく行くと、少し内陸に入り、直線道路が続きます。車も少し増え、さすがに眠くなってきます。斜里の町に入る頃眠気はピークを迎えたたので、セイコーマート斜里[Syari]青葉店で休憩。少し食べて、セイコーマートのポイントカードに入会するなどして眠気を覚まし、再出発。この辺りで道は国道334号に。まわりはだんだんと森深くなっていきます。やがて森を抜け、道が海沿いになったころ、すでに知床[Shiretoko]半島に入っています。道路わきには走っている間にどう注意していいのかわかりませんが、ヒグマ注意の看板もちらほら見えます。知床半島と言えば、ヒグマとの共存がうまくいっていることで有名です。うーん、今にも出てきそうだ、、、。
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オホーツク海の素晴らしい眺めを堪能しながら10km程走ると、トンネルの前に突然大型バスや人だかりが見えます。近づいてくるにしたがって、なにやら白いものが見えます。っと滝ではないですか!オシンコシンの滝です。50mほど上から、半端ない量の水が、ものすごい勢いで落ちていきます。それもこんなに国道からすぐ近くで。非常に変です。逆側から来たら、トンネルを抜けたらいきなり人がたくさんいて、なんだと降り返ったらこの滝でしょ。事故ポイントだろうねぇ。
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写真を軽く撮り、さらに国道を進みます。次の目的地はカムイワッカ湯の滝です。知床自然センターで県道93号へ左折。快適なワインディングを登っていきます。県道を10kmほど進むと、右手にダートが現れます。こっちかなと迷っているとオフローダーがダートから出てきました。尋ねるとこっちとのこと。ダートの様子はこの入り口が一番悪いとのこと、がんばってねと励まされ、本日2回目(北海道第3段)のダートへ。しかも今回は片道11km、、、。果たしてタンデムでたどりつけるのか、、、。
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時速20kmが限界で、果てしない道のりです。最初のうちは直線のダートですが、そのうちだんだんとカーブがきつくなっていきます。ふと周りをながめると、深い森とオホーツク海しか見えません。とちゅう停まっていた車に「どぉしたの?」と聞くと、「うるさいなぁシカだよエンジン切れ」と嫌な顔をされ(むかつくあのオヤジ&ババァ)、私たちも見たいなぁと思いつつ、つらいダートを進むこと30分、駐車場というより、ちょっと広くなった道の両側にびっしりと車が停まっています。どうやらこのあたりが、湯の滝のようです。すると見えてきました、カムイワッカ湯の滝とのオオワシの看板です。
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手前の橋からは、一枚岩の上を水が勢い良く流れてくるのが見えます。良く見るとその上を人が歩いているではないですか!マジですか!?ここを上っていくんですか!?一瞬目を疑いましたが、降りてくる人もいっぱいいます。その上、ご丁寧に貸しワラジ屋さんまであります。早速、タオルを用意し、ワラジを借り500、出発です15:00。
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川の水はなまぬるく、登るに従ってどんどん暖かくなっていきます。とちゅう、かなり急ながけもあります。岩はかなり滑り、貸しワラジ屋さんはライダーには不評なようですが、正直ワラジは助かりました。15分ほど登ると、一つ目の大きな滝壷が。ここにも数人の方がはいってらっしゃいましたが、多くの人はさらに上に進むようです。ロープで一応立ち入り禁止にはなっているものの、岩を滝壷に落とさないように気をつけながら、さらに上にすすみます。すると、岩肌から、何本もの流れが湧き出ています。ちょっと足をつけてみたところ、めちゃくちゃ熱い!!あちこちからお湯が湧き出ているのです。これらの流れを踏まないように気をつけながら、さらに5分ほど登ると、2番目の大きな滝壷がありました。この上も行こうと思えば行けるようですが、かなり大変そうですし、後から浸かっている時に聞いた話だと何もないそうで、この滝壷に入ることに決めました。
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多くの人は水着を着ていましたが、そんなもの用意しているわけもなく、早速服を脱ぎ捨て(rieもこんなまっぴるまに慣れたもんです)、おそるおそる滝壷へ。これが結構深い!少なくとも足はつきません。潜ってみようかとも思ったのですが、このお湯が目に染みる!すっぱいようなしょっぱいような。なめてみると強烈な味です。なんとか泳いで滝の下に行きました。滝からは冷たい水が流れてくるようです。これは温泉というより、レジャープールに近いです。いろんな意味でさすがにここは水着がよいかもしれません。ゆっくり汗を流すこともできなかったですし。ただ、途中には大小いくつかの滝壷があり、水着もなくて、カップルなんかでゆっくりしたい時はそちらの方がいいかもしれませんね。
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結局30分ほど浸かっていたでしょうか、戻ることにしました。帰りがまた大変です。 基本的に高いところに弱いmaguにとっては、1つ目の滝壷の上を降りるのが大変でした。それでも20分ほどで入り口まで降りたでしょうか、もうへとへとです。温泉であったまったのか、運動してあったまったのかもはやわかりません。ワラジを返し、今日の宿を目指して出発です。17:00。

ダートを再びガタゴト戻ります。エゾシカいないかなぁと思いながら走ること、20分、まもなくダートの出口というところで、前方に何かいます。いたーーエゾシカだぁ!勢いのついたダートタンデムVmaxは急に止まることができず、思ったより近づいてしまいましたが(写真では見難いですが、左手の林の中、写真中央辺りにいます)、逃げる気配はありません。エンジンを切り、そろりそろりと近づきながら、観察してみました。rieが双眼鏡でのぞくと、立派な角を持った♂と、まだ角が生えていないこちらも♂のようです。かなり近くまで近づくことができ、彼らはゆっくりと沢の方に降りていきました。北海道野生動物すごいです。
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ひとしきり感動し、ダートを後にしました。県道93号を下っていくと、何故か先のカーブのところにバスが停まっています。おぉエゾシカがまたいました。さらにその先でも十数頭の群れに遭遇しました。この群れでは子ジカも見ることができました。これだけの短時間に3回もエゾシカと逢いました。どうやらかなりの頭数が生息しているようです。それとも日頃の行いが良くて、ラッキーだったのか、、、。きっとダートで嫌な顔をした中年夫婦より近くで見ることができたに違いないと、なんとも心の狭い満足感でした。しばらくの間、タクシーできているお金持ちそうなおばさんとシカの群れを観察しました。
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エゾシカと別れを告げ、県道93号から国道334号:知床横断道路へ。この道は、“日本百名道:須藤栄一著、大泉書店、2002”において、1番目に登場する有名な道路です。それでいて無料!有料道路に勝るとも劣らない綺麗な道です。ウトロ側からの上り道は、緩やかなカーブと直線が続き、頂上近くになると多少ワインディングが始まります。ふと振り返ると、深い森の中にぐねぐねと登ってくる道が見えます。既に日が暮れており、かなり暗くなってきていたため、峠のパーキングに寄らなかったのが心残りですが、それでも快適なワインディングが堪能できました。羅臼[Rausu]への下りはウトロ側よりも急なカーブが続きます。それでもバイクには心地よいくらいで、快適に走れます。途中霧が出てきてしまいましたが、評判通り、すばらしい道でした。
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さて、知床峠を堪能して、羅臼の観光ホテルが見え始めるころには完全に日も暮れ、真っ暗になってきました。すると間も無く、今晩の宿、ライダーハウス「しらかば」が右手に現れました。既にバイクが10台近く停まっています。私たちもバイクを駐輪場(砂利ですがしまってます)に停め、宿泊手続きをしに、大漁旗に囲まれたあやしい小屋をのぞきました。18:30。中にはオーナーとスタッフらしき人(後でわかったのですが、スタッフではなく19連泊中のライダーでした!!)がいて、名簿に記入しました。名簿には何年連続でこのライダーハウスを利用したかが一目でわかるように色ラインが引かれており、5年目というリピーターもたくさんいました。さすが有名どころです。そして、夕食のチャンチャン焼き2,500を食べるかどうか迷いました。この値段あやしいと思いつつも、名簿によると食べた人たくさんいるようだし、、、スタッフの人も薦めるし(だから尚更あやしいのかもしれませんが(苦笑))、、、。朝御飯600はさすがに保留し、せっかくなので食べることに。
すぐに始まるとのことだったので、ひとまず荷物を簡単にしまい、再度小屋へ。この小屋は受付所兼チャンチャン焼きコーナーなのです。今日は私たち含めて7?8人が参加しました。小屋の真中に鉄板を引っ張り出し、まずはホッキガイとカニのサービスです。カニはびっしりと身が詰まっていて濃い味がしました。ホッキガイもやわらかくジューシーで肝の部分までおいしかったです。続いて今日ライダーが釣ってきたというメバルの刺身も頂きました。切り方は雑でしたが、プリプリしてました。うまい!そしてここからがチャンチャン焼きスタートです。
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まずは体長60cmはあろうかというサケとマスをまるごと焼きます。多少味付けはされているのかもしれませんが、とにかく丸ごと焼く。ある程度焼けてきたら、大きなヘラでザクザクと切っていき、これを小皿に取ってくれます。小皿には特性味噌ダレが乗っていて、これにつけて食べます。ほとんど料理はしていませんが(笑)、確かに美味い!!それも半端じゃない量です。今日は参加者が少ないせいもあるのかもしれませんが、すでに食べきれません。続いて、イカと野菜を炒め、ヘラで豪快に切り刻んで混ぜたものです。イカ野菜炒めですね。このヘラで切り刻むときに鳴る音がチャンチャン焼きの由来だとか。これも同じように味噌ダレで食べます。これまた美味い!!イカはすごく柔らかくて、やっぱり味が濃い。今年は冷夏だったため農地が確保できない羅臼では野菜も貴重らしいです。更に、ホッケを2、3匹加え、炒めます。東京で食べるシマホッケではありません。シマがありません。身もプリプリしてます。もはや食べきれないのですが、更にドスイカが追加されます。このドスイカは柔らかくてめちゃくちゃ美味しかったです。rieは焼酎もご馳走になり、めちゃめちゃいい気分です。っていうか絶対食べきれません。本当はもっと続くんだけど、、、とオーナーは言ってましたが、普通無理です。自己紹介とバイク紹介なんかもして、楽しい夕食でした。
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チャンチャン焼き2,500と聞くと、ちょっと高いなぁと思うけど、食べ放題飲み会2,500に出たと思えばかなり安い。そもそも宿泊は1,000なわけで、逆に宿泊2,500、夕食1,000でいいんちゃう(笑)。そして最後にオーナーの息子さんからしらかばオリジナルチャンチャン焼きフラッグをもらい、今宵の晩餐は終了しました(まだまだ飲みつづけるライダーもいたけどね)。それにしてもフラッグまで作るとはこのオーナーやるなぁ。ホクレンのフラッグと一緒に集めたくなるもんね。

さて、たらふく食った後は、風呂!ということで、さっき通り過ぎた熊の湯へ。21:00。ここは男女別の無料温泉になっています。しかし、湯が熱い!!なんとか入れるけど、長い時間ゆっくり浸かるのは無理。お客さんたくさんいましたが、みんなお湯に入れず、周りに座って、裸で風呂を眺めているという異様な風景でした。maguはそれを尻目に桶と洗剤で体を洗い、何度か湯に浸かりあがりました。女湯の方は長期滞在中の女性がいたようで、ちゃんと水で割り、適温快適な温泉だったようです。男は意地っ張りだからね。漁師ももはや熱くて入れんとは言えんのじゃないかね(笑)。そうそうrieは2泊目に一緒だったおねーちゃん2人組みと一緒になったようです。なんて奇遇。
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22:00頃しらかばに戻り、就寝準備。ライダーハウスの中は20畳ほどある広さの大広間になっています。まるで柔道場のよう。壁にはこれまで宿泊したライダーさんの写真がいっぱい。しかし、なぜ女性だけ?ともかく、私たちはコンセントの近くに陣取り、備え付けられてある大漁旗柄のマットレスと布団を使い、快適に眠りに着きました。あー腹いっぱいで苦しくてねれない(笑)。
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走行距離:約210km。お会計:16,725 。

August 28, 2002

北海道東エセネイチャリングの旅:5日目

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□28(WED)5日目

7:15起床。昨晩チャンチャン焼きを食べて、これならまぁ信用できるだろうとお願いしておいた朝ご飯へ。以前は食堂もやっていたというしらかばですが、その食堂の方で頂きました。maguの方はイクラ丼600、rieの方はガモメ丼600。どちらもホタテの味噌汁と、タコの刺身が付いています。イクラ丼の方はごはんが見えないほどイクラが、、、というわけにはいきませんが、それでもプリプリしたイクラで、味も濃く、普通600では食べれません。ガモメ丼は羅臼のコンプからダシを取った少しとろみがかかったオジヤのようなもので、これまた美味しい。それとホタテの味噌汁が美味い!!何時間煮込んだんだというほどダシが出ていて、これだけでもゴチバトルで岡村さんに「3,700ホタテ」とか言われそうです。しかし、昨晩これ以上は食べられないと苦しかったはずなのに、なぜ不思議とペロリとたいらげれるんでしょうね。あとそれから、昨晩メバルを釣ってきたライダーが今朝も釣りに行ったらしく、食事中にちょうど戻ってきて、早速刺身をご馳走になりました。
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かなりゆっくり朝食を取った後、メールの送受信。ここでトラブル発生。先日のワークショップの写真を送らねばならなかったのですが、どうも重くて携帯での通信だとタイムアウトしてしまう、、、結局かなりねばりましたが、断念。出発も9:45になってしまいました。
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まだメバルをさばいていた連泊組に別れを告げ、羅臼のホクレンで給油していざ出発。今日は霧が濃く、走っているとジンワリと濡れてきてしまいます。本当は国後島も見えて、ものすごく良い眺めなんだろうなと思いながら国道335号を南下。1時間ほどかけて、45kmほど走ると国道244号に合流、さらに5kmほど南下したところにある標津[Shibetsu]サーモンパークへ寄り道。ここでは人工の川を上るサケを、館内の窓から覗くことができるようですが、受付で聞いたところまだちょっと時期が早いとの事。入館はやめて、ちょっと休憩して出発11:00。
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県道863号、国道284号を走り、県道950号:野付風連公園線へ。やはりまだ霧が晴れず、結構寒い。道は綺麗で、晴れていれば左にオホーツク海、右に野付湾が見え、気持ちよいんでしょうが、、、それでも「ナラワラ」が見られる小さな駐車場にバイクを停め、辺りを見回すと、湿地のようなところに、ポコポコとアシのような植物が生え(なんとも不思議な光景です)、そこを野鳥が飛び交う幻想的な風景が楽しめました。同じ駐車場にいたライダーは死んでしまいそうな顔で寒がっていましたが、2月の四国を乗り越えた俺らにとってはこれくらい何ともないもんね。強くなったもんだ。
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はてさて、県道950号を10km程入っていくと今日1つ目の目的地、「トドワラ」に到着です。野付半島は海流により砂が移動することで、数百年という単位でその姿を変えてきているそうです。ここトドワラでは以前は「トドマツの森」だった場所が海水により浸水され、枯れて白くなった倒木を見ることができます。エセネイチャリングにはもってこいです。まずは野付半島ネイチャーセンターで情報収集。剥製など展示されていました。ここで見られる植物の写真が壁一面に並べられていて、その中で現在咲いている植物と、実をつけている植物にチェックがしてあるというなかなか面白い展示もありました。
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しばし休憩して砂州の先にあるトドワラへ向けて出発。原生花園の中の細い遊歩道を、さっき見た植物を探しながら歩くこと15分、トドワラに到着です。湿地の中に白いトドマツの倒木がバタバタ倒れています。アシのような植物が枯れたものが潮の流れに沿って広がっていてなんとも変な風景です。高さ1mくらいの木の遊歩道が整備されており、散策できます。
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一部まだ木々も残っていて、少しづつ枯れてきているのがわかります。これから先何百年も経つとここはどうなってしまうのでしょうねぇ。なんて、それっぽいことを思いながら1時間ほど散策しました。
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ネイチャーセンターに戻って、牛乳100を飲みながら、大洗で買ったゴマスティックをほおばり(なぜまだある?)今後の予定を立てました。12:45ごろ出発し、県道950号を戻り、国道244号を北へ。この辺りには、話しに聞いていた「ライダーがバイトする」といういわゆる「サケバイト」の看板がたくさんありました。バイトして生計を立てながらツーリング、そこまでしたらすごいよな?。伊茶仁で国道244号は内陸へ。途中県道1145号へ右折して忠類川を覗きに行きました。釣り人はたくさんいたものの、やはりサケ、マスを見ることはできませんでした。国道244号へ戻り、その後左折して県道975号へ。この辺りは、いわゆる北海道らしい牧場風景が広がっており、道が本当にまっすぐです。それもやはりいくつかのアップダウンがあり、道が空に消えていきます。北海道だ??。
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そして突きあたりを北19号道路へ右折。この辺りは「ライダーの聖地」と言われているらしく、この時期でもたくさんのライダーが走っていました。まっすぐの北19号がようやく曲がるところは有名な撮影ポイントで、あちこちにアスファルトにめり込んだスタンドの後がついています。写真のはるか向う、森の切れ目に道路が消えていくのが見えますか?
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そしてそのすぐ先に開陽台入り口の看板があり、ここから展望台へ上がる道があります。綺麗に舗装されてはいますが狭い道を登っていくと、いきなり白根山@長野の頂上のレストハウスのような展望台が、、、本州と違い、ちょっと登ればいきなりこんな風景が広がっているんですよね、北海道って。こんなところで仕事の電話に出ていて相手にしてくれないrie(怒)を途中の小さな駐車場に取り残し、しばし辺りを散策。ようやく電話を終えたrieをピックアップしてブスーっとしながら展望台へ。
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こんな雄大な風景の中、ちょっと仕事の電話に出たからって怒っている自分が情けないんだけど、どうしようもない、、、どうして男ってこう内弁慶なのかしら(みんな一緒にするなって?)。せっかく北海道しかも開陽台まで来てるんだから楽しまなきゃと思えば思うほど、苛立ちも強くなる。そのうち苛立ちは悩みにかわり、何を悩んでいるか良くわからないんだけど、悩めば悩むほど風景を楽しみたくなる。なんともこの大自然と、悩む自分がごちゃごちゃになってくる。きっと昔からここにはたくさんの旅人がやってきて、いろんなことを考えたんだろうなぁ。
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霧が出ていて、地平線までは見えなかったんだけど、それでも距離感がなくなってしまうような風景を堪能できました。30分ほど休憩して出発。北19号線から県道150号へ右折。すぐに県道150号は右折。10km程行くと、養老牛[Yourouushi]温泉の看板が。それに従い県道505号へ再度右折。間も無く、温泉宿がありますが、私たちの目指す露天風呂はここから更にダートへ。何本かダートがあり、どれか迷いましたが、一番奥にあるダートへ。

今日初(北海道第4段)のダートです。ちょっと砂利が大きくて、今までのダートの中では一番大変でした。しかも大型トラックが通った後があり、一部ぐちゃぐちゃになってました。曲がりきれず、まっすぐ停まって、ヨチヨチ方向を変え、そろりと出発なんてこともありました。なんとかコケずに2km程行くと、見えてきました「からまつの湯」。
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ここは地元の人が管理する無料混浴露天風呂です。車数台とバイク数台が停まっています。かろうじて男女別の脱衣所はあるものの、地元のオヤジが入る前に流せだの(そんなことわかってるって)、タオルはつけるなだのうるさく、、、いや親切でまぁそんなのも楽しいんだけどね。ちょっと熱めではありましたが、良いお湯でした。maguは川にも入りました。かなりの急流でしたが、火照った体を急激に冷やしてくれて、これが逆になんだか暖かくなる。病みつきなる人の気持ちもわからんでもないです。結局1時間くらい入っていましたか、そろそろ日も暮れてきそうなのであがることに。
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帰りがけに男女2人組みや、カップルが来ましたが、湯船が狭くて無色透明な上、タオルを巻いてはいることもできず(rieは丸見えでしたが(笑))、断念して帰っていきました。うーん、ここは入っていって欲しかった。もっとみんな混浴入ろうよ。やっぱり見知らぬ女性が裸で隣に、こりゃ楽しいよ。それでないとこんな山奥までわざわざ来る甲斐がない。俺も自分の嫁さん連れてきてるんだから、みんなも連れてこいよ。もちつもたれつでしょ!、、、ゴメンナサイ、こんな奴がいるから女性は入らないのか、、、でも男の本音でしょ?ねぇどうなのよ!?

そんなことを考えてるから雨に降られるのでしょうか、、、出発間際雨が降ってきました。rieはおnewのレインを着てはしゃいでいますが、やっぱり雨は嫌です。完全防備で出発17:30。湯船で地元の人にダートは逆側にも抜けれると聞いていたので、そちらへ。そしたらこっち側は砂利もしまっているし1kmもない。くぅ、行きもこっちから行けばよかった、、。狭い舗装農道を抜け、県道150号へ右折。雨の中ひたすら北西へ。県道150号は裏摩周への上り道へ左折しますが、時間がないので断念して、県道1034号を更に北へ。札弦[Satturu]の手前で県道805号を経て、国道391号へ。今度は南下。野上峠を抜け、多少ワインディングを走り、弟子屈[Teshikaga]町へ。

ここは摩周[Masyu]湖と屈斜路[Kussyaro]湖に挟まれ、川湯温泉は観光温泉街になっています。今日の宿はその川湯温泉の真中にあるライダーハウス「蜂の家」。国道391号を南下してくる途中に「蜂の家あと2km」の看板が。その後、ホクレンで給油して、391号をさらに南下するも見当たらず、摩周湖の方へ登る道まで来てしまったので、Uターン。するとすぐ「蜂の家あと1km」の看板を見つけるも、よくわからないまま先ほどのホクレンまで戻ってきてしまいました。きっと温泉街の中にあるだろうと、適当に温泉街の方へ右折したらいきなりシカが飛び出してきました。こんな街中にもいるんかいな、雨も降ってたし、かなりびっくりしました(これでシカに遭遇何度目?)。ちょっと行くと、お祭りで通行止めに。こりゃ困ったと交番へ行くと、ちょうど今晩その蜂の家に泊まるというライダーも道を聞いているようでした。一緒に道を聞き、なんとか到着18:15。
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しかしこりゃ道聞かないとなかなかわからんだろうねぇ。商店街のお土産やさんから細い路地を入った裏側に駐輪場があり、そこにバイクを停めました。すると管理人のおじいさんが現れ、丁寧にレインの乾燥場所や部屋割りを教えてもらい、荷物を降ろしました。部屋は8畳くらいの和室が数室あり、女性専用室もありました。雑誌には600と書いてありましたが、800に値上がりしたようです。食堂の割引券があるとも書いてありましたが、その食堂はしまっているようで、先ほど一緒に道を聞いたライダーの笠原さんと一緒に隣のお多福食堂へ。rieは卵丼、maguは中華丼とカシワそばを食べました。中華丼は野菜炒めに餡かけという変わったもの、カシワは鶏肉ですね。どちらもまずまずだったと思います。
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夕飯後は、演歌が流れ結構良い雰囲気のお祭りをブラっと歩き、コインランドリーへ。ランドリーで洗濯しながら、メール送受信・写真移動をしました。残念ながらなぜかツーリングマップルに掲載されている公衆浴場は閉まってしまい、入ることはできませんでした。宿に戻り、セイコーマートに買出しに行ったり、少し話をして23:00ごろ寝袋で就寝。今日もお疲れ様でした。
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走行距離:約165km。お会計:7,789。

「北海道別海には、野付半島など有名観光地はあります」
別海町(べつかいちょう)は、北海道根室支庁管内の野付郡にある町です。 正しくは「べつかい」と読むが、一般的には「べっかい」で通うります。町名の読みについて...
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August 29, 2002

東北海道エセネイチャリングの旅06
和琴温泉「無料公衆浴場」
釧路市動物園
山渓閣温泉

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□29(THU)6日目

6:00起床。昨晩セイコーマートで買った朝食を食べ、寝袋をしまい、いざ出発。笠原君は若いだけあって、あれだけガサゴソしていたのに一向に起きる気配無し(笑)。またどこかで会いましょう。
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お土産屋さんの横の路地を何とか押して出て、ふと横を見ると逆側のお土産屋さんにキタキツネが、、、。まぁ細かいことは気にせず、出発進行6:45。県道52号をいざ屈斜路湖へ。と思ったら、いきなり道を反対に進んでました。ま、でもそのおかげで硫黄山を見ることができました。これまた白根山@長野の上の方にありそうな場所で、噴煙が上がり、硫黄の匂いが充満しています。この辺りで間違いに気づきUターン。
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屈斜路湖周辺には無料混浴露天風呂がたくさんあります。先ほどの硫黄山の裏側にある露天風呂に、屈斜路湖辺の砂湯温泉・池の湯温泉・コタン温泉(半混浴)、そしてこれから向かう和琴温泉です。県道52号は緩やかに左カーブしていき、そのうち屈斜路湖の辺を走ります。ただ、道路と屈斜路湖の間には防風林やらキャンプ場があって、あんまり展望はよくありません。それでも木の多い茂った道路、そこをまだ朝霧の立ち込める中走り抜ける。気持ちよくないわけがありません。
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10kmほど屈斜路湖のほとりを走ると、国道243号にぶつかり、そこを右折。間も無く和琴半島入り口の看板が。そこを右折すると道はまっすぐに和琴半島へ入っていきます。1km程行くと、駐車場があって行き止まりになります。周辺にはキャンプ場がたくさんありました。ライダーハウスもあるようです。この駐車場にバイクを停め7:00、温泉へ。本当は和琴半島の付け根にある露天風呂に入る予定だったのですが、昨日は夜公衆浴場に行けず、体を洗えなかったので、ここはやめて、駐車場の看板で見つけた半島の中にあるという無料公衆浴場へ行くことに。混浴を期待する輩がうじゃうじゃいる露天風呂を尻目に(まだ言ってる)、湖畔を歩き、森の中へ。しばらくすると小さな小屋が見えてきました。外観は非常に綺麗です。中に入ると4畳半くらいの脱衣スペースが、そして扉の向うには同じく4畳半くらいのお風呂がありました。早速服を脱いで朝風呂です。ところがお湯が熱????い!!過去最高に熱いです。とても湯船には入れそうにありません。しょうがないので桶で火傷しそうになりながら体を洗いました。帰りがけに脱衣所に掛けられていた落書き帳を見ると、やはりみんな熱くて入れないようです。う?ん、残念。
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それでも一通り体を洗ってすっきり出発7:45。ちょうど出発するころカップルが2組やってきました。どうも今回はタイミングが悪い、、、。残念。和琴半島を抜け、国道243号へ左折。一路南へ。摩周を抜ける辺りで国道391号へ右折。どんどん南下していきます。今思えば県道53号の方を行けばよかったのですが、ただただ単調な道が続き、混んでいるわけではないですが、ある程度のスピードで流れているからこれまた眠い。rieはすっかり熟睡しています。ので全く写真ありません(笑)。道は段々と街っぽくなっていきます。70kmほど走ると釧路に入りました。釧路の街を迂回するように県道113号から県道53号へ。県道53号を摩周の方へ2kmほど戻るとありました釧路市湿原展望台。9:30ひとまず駐車場にバイクを停めましたが、ここからだと有料の展望台に入らないと景色が良くないので、トウモロコシ300だけ買って、さらに1kmほど言ったところにある無料の展望駐車場へ。ここでトウモロコシを食べながら湿原を眺めました。うーん美味しい、そして雄大。少しモヤが出ているせいもあって、湿原はその端が見えないくらい広がっていました。これまた釧路の街のすぐ近くにこんな場所が、、、。距離感がわからず、サバンナのように見えます。キリンがいそうです。マジで。
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30分ほど休憩して展望台を後にしました。県道53号を戻り、県道666号へ右折。2km程行くとありました今日の主要目的地「釧路市動物園」。有料の民間駐車場が並ぶのを無視して奥にある西門のそばの無料駐車場へ。ジェットコースターなどの遊具もある動物園で、最初はあまり期待していなかったのですが、この動物園には手作りのパネルがいっぱいあって、かなり楽しめました。この日は気温が高くて、もう少し日陰が多いと良いのですが、それでも2時間ほどかけてゆっくりまわりました。
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レッサーパンダは、最近オスがメス兄弟と同居を始めたばかりとか。これは見ていて面白かった。だってオス弱弱なんだもん。先住のメスがくると、おずおずと場所をゆずります。カーッと威嚇されてすごすご逃げる様子、応援せずにはいらせません。がんばれよ!!(そうそう、こんな情報も手作りパネルがあったからこそ解ったことです)
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そしてヤマアラシ。同じ種類のヤマアラシには旭山動物園でも出会っているので、親近感増します。でも昼間は寝てるだけ?。
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こちらは北海道ならではのシマフクロウ。長生きNo.1のメス・しのぶさんです。しのぶさんは、私たちが行ったら樹上でなにやら落ち着かない様子。下を見つめてモジモジしてます。どうしたのかとおもったら、枝を一つずつゆっくり降りていき、地面へ。そしてゆっくり歩いて水のたまった容器にとっぷり浸かって満足げ(笑)。おばあちゃんなので、のんびりさんなんですね。
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13:00頃釧路市動物園を後にしました。県道952号から国道240号へ抜け、一旦海側に出て、国道38号を西へ。昼飯を求めて、道の駅しらぬか恋問に寄るが、雑誌に載っていた豚丼はボリュームありそうでしたが1,000以上はしましたし、あきれめて潮風の中更に西へ。しばらくするとやっぱり食べれば良かったと後悔、、、釧路和商市場の勝手丼も食べなかったし、今日は優柔不断が裏目に、、、。15km程行き、ホクレン白糠店で給油。国道392号に右折してすぐのセイコーマートでおやつを食べました。
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なんだか悲しい気分の中、国道392号を北西へ。バイクはおろか、車もほとんどおらず、快適に走りました。ただ、ネズミ捕りをやっていそうで、めいっぱいに飛ばすことは当然できず、逆光でまぶしく、段々と眠くなってきます。45分ほど走って二股神社というところで休憩。芝生に座って北海道の静寂を堪能しました。
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気分一新、再出発。道はいつの間にか国道274号に名前を変え、西へ西へと快適なワインディングをアップダウンしていきます。本別[Honbetsu]に抜ける直前、キタキツネが車にはねられて死んでいました。道路脇には野犬が、食べようとしているのか、それとも同じ科の死を悲しんでいるのか(そんなわけないか)、なんだか悲しい風景でした。さて、国道274号は「ふるさと銀河線」を越えて、右折すると国道242号との重複区間に入ります。私たちはすぐに県道658号へ右折。1km程行くと見えてきました「山渓閣温泉」。
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ここは一軒宿の温泉で、400で立ち寄ることができます。近くにはキャンプ場もあって、遅くまで利用できるようです。砂利の駐車場にバイクを停め16:15、門をくぐると、いい感じにしなびた旅館です。結構呼んでも反応がない辺りもしなびた旅館の雰囲気をますます高めてくれます。おじさんにお金を払い、ギシギシいう廊下をすすんで浴場へ。露天はなく、男女別なのですが、適温でとてもいいお湯でした。たまたま他にお風呂に入っているお客さんはおらず、貸切で贅沢なお湯でした。しかも男女浴場の仕切り壁に付いている扉に鍵がかかっておらず、勝手に両方のお湯を楽しんじゃいました。宿の方ゴメンナサイ。rieが男湯の方に入ってたからま、いいか。

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1時間ほどゆっくりして、今日の宿に向けて出発。県道658号を戻り、国道274号を北上。温泉に入って温まり、ポカポカしながら夕暮れの北海道を走りました。10km程行くと、3方向全てが重複区間となる超解り難い標識のある三叉路へに突き当たります。左は国道241・274号、右は国道242・241号、元来た道は国道242・274号ですよ。どこにいるのかわからなくなります。さて、この三叉路を右折し、1km程行くと、国道241号は足寄[Asyoro]駅前で右に曲がります。この三叉路をそのまままっすぐ行くと、すぐ右側にありました今夜の宿ライダーハウス「大阪屋食堂」。

隣の空き地には既に2、3台のバイクが停まっており、私たちもバイクを停めました17:45。このライダーハウスは食事をすれば宿泊料無料というありがたい宿で、記帳をした後、早速夕食を注文します。私たちは知り合いに聞いていた「味噌ジンギスカン」を迷わず注文、、、実は店の壁のメニューにその名がなく、値段もわからなくて少々不安だったのですが、、、。同泊していたライダーはやはり不安で、親子丼にしたそうです。あんまり美味しくなかったそうな。さて、出てきたのは皿いっぱいに盛られたキャベツと豚肉。火をかけてこぼさないようにかき混ぜます。ここに緑色(!!)のスリニンニクを入れ食べます。これがまた味が濃くて美味しい!!辛味はあまりないですが、辛いのが苦手なmaguにとっては非常に美味しかったです。さて、気になる値段なのですが、なんと800!!友達を信じてヨカッタァ。親子丼のライダーはかなり悔しがってました(笑)。
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夕食後、メールの送受信、写真の移動、セイコーマートへ朝ごはんの買出しに行き、少し話をして寝ました。結局泊まったのは私たち含めて男性が6人、女性が2人でした。うち男性2人は早々に寝てしまい、かまわず大声でしゃべる女性ライダーを睨んでいました。う?ん、この辺がライダーハウスはやはり難しい。迷惑を考え我慢するのも大事だけど、就寝時間前に話もせずさっさと寝てしまうのも感じ悪い、、、。難しい。でもね、騒ぎたいAグループと、静かにしたいBグループがあったとしよう、もし静かにしたいBグループにあわせるとすると、だれも得しないのに、Aグループはしゃべりたいのを我慢しなくちゃならない。だってBグループにとっては静かなのは当たり前で、静かなのを楽しみたいわけじゃないよね。もし静かなのを楽しみたいのならそうできる努力をしなくちゃならない。逆にAグループにあわせるとしたら、Bグループは我慢しなくちゃならないけど、Aグループは楽しい。前者は我慢が1、後者は我慢が1だけど楽しみも1、ということは楽しみがある分だけ後者が良くない?なんだか論理が飛躍している気もしないでもないが、要するに人の迷惑を考えるだけが必ずしもたくさんの人の幸福につながるわけではないっちゅうワケですよ。どうかね?、、、なんて考えながら23:00就寝。
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走行距離:約215km。お会計:7,176。

August 30, 2002

東北海道エセネイチャリングの旅07
おびひろ動物園
シーサイドパーク広尾

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□30日(FRI)7日目

6:00起床。昨晩セイコーマートで買った朝ごはんを食べて出発準備。今日も快晴とまではいかないまでも、雨は大丈夫そう。結局、今年の北海道は雨ばかりという前評判に反して、ツーリング中ほとんど雨に降られることなく、行いが良いのか!?結構みんな早く起きてるぅ。今日1箇所目の目的地「おびひろ動物園」へ向けて出発7:30。
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昨日の反省を活かし、山側から行った方が面白いだろうということで、国道241号へ。rieが突然足寄湖を見たいと言い出し、出発してすぐの「道の駅足寄湖」にいきなり寄り道。
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写真だけ撮ってすぐに出発。しばらくは快適な山路です。なかなか景色も良い。でもそれもつかの間、恒例の直線道路に入りました。さすがにこれだけ直線が続くと飽きてきました。眠くなるしぃ??。rieもしばらくは後で立ち上がって写真を撮るという新しい技を楽しんでいたものの、すぐにご就寝。maguも眠くなってきたので、「道の駅ピア21しほろ」でしばし休憩することに8:00。北海道のコカコーラの自販機には、北海道限定100円ミニ缶があって、これが適量でなかなか良いんですわ。胃の弱いmaguにとって、炭酸は実は天敵なのだけれども、これなら飲み過ぎない。本州にも出ないかなぁ。
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15分ほど休憩して出発。間も無く帯広手前でバイパスへ右折。道東自動車道の下を抜け、国道38号を越えます。根室本線の線路を越えて、JOMOの角を左折。しばらく行ったところにあったホクレンで給油。さらに少し行くと、ハーレーのお店なんだけどHondaという変わったお店があります。なんでここに来たかって?そう赤フラッグをGetするためなのです。昨晩、大阪屋でココにまだ赤フラッグが残っていると話しに聞いていたんです。赤フラッグは人気で残り少ないとのこと、諦めかけていたのでラッキーでした。やっぱライダーハウスだね。まだ開店前にもかかわらず、店員さんはとっても快く対応してくれて感謝です。初めてのバイク屋に行くとたいてい嫌な顔をされて、嫌な思いをするので、とても嬉しかったです。苫小牧でマイレージ断られたバイク屋とは大違い。さすがHonda?早速「安全運転宣言書」にサインし、赤フラッグGet!!しかもmaguとrieで2本!!これでお土産もできました。

さて、動物園はどこだろうと、適当にバイク屋のとなりの路地(西十三条南)を抜け、県道216号に出るとありました動物園!!ラッキー。今日は道もロスなく、幸先良いぞー。おびひろ動物園は、帯広の街中にある大きな公園の一角にあります。早速駐車場にバイクを停め入りました9:00。
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外から見た感じは宇都宮動物園に似ています。全体的に動物との距離が近く、手を伸ばせば触れちゃいます。さすがにトラには手を伸ばしませんでしたが、トナカイの立派な角には触っちゃいました。なんだかおとなしくて、近くまで寄ってきてくれました。角触っても、あんまり気にしてないみたい。細かい毛が生えていてふさふさしてました。
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あと、園内を駆け抜けていくエゾリスを見ました。結構立派な体つきで、こんな街中なのに自然いっぱいです。
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サル山には、なんとヤギが同居していました。繁殖力旺盛(笑)で、メスたちと別居されられているという、カワイソーなオスなんだそうです。でも、よーく見ていると単身赴任生活を満喫しているご様子。ニホンザルと比べるとヤギの方が強いらしく、その蹄を活かしてサル山の大将気取り。ヤギの隙をうかがいながらエサを奪っていくサルを見ているのはなかなか愉快です。
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そうそう、こんな事情がわかるのも、PCで作ったっぽい手作りの情報パネルがたーっくさん展示されているからです。写真のクジャクは、「クジャクの目玉模様はいくつ?」というクイズ。まさか、、、と思いながらめくって見ると、やはり、、。数えちゃったんですね。コマメに(笑)。こんな努力もほほえましいかも。
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今日も結構暑くなってきて、途中アイスを食べて休憩したりして、3時間ほどかけてゆっくりまわり、12:00ごろ動物園を後にしました。県道216号から県道151号へ左折、2km程先を右折して国道236号へ。そうそう、北海道の碁盤の目状の道路は「西○号」とか、「南△号」とか呼ばれ、その道路の交差点名は「西○南△」となってます。最初とまどいましたが、なるほど慣れればわかりやすいかもしれませんね。京都なんかも同じかねぇ?
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さて、国道236号をひたすら南下。ちょっと車が多くて流れが中途半端です。10km程行くと、「幸福駅」こっちとの標識が。腹へってちょっと機嫌が悪くなりつつあるrieを尻目に、行ってみました。観光名所みたいで、バスやら人がいっぱいです。お土産屋さんで思わず切符を買いそうになりましたが、「それもらって嬉しいか?」と半ば怒り気味に言うrieにたしなまれ、止めました。確かにありがち過ぎる、、、。ま、それでも記念撮影だけはして、再出発12:45。
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更に南下して20km程行った所にある喫茶店「ケルン」へ13:15。ココは大阪屋にあった情報誌で見つけておいたところです。本業はハム屋さんらしく、隣りには直売店もあります。白糠ののリベンジに豚丼650を注文。さすがハム屋さん、値段もお手ごろだし、なかなかイケる!!ちょっと贅沢して骨付きリブも食べました。美味しかったぁ。
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ちょっとゆっくりして14:00出発。更に南へ。国道336号に合流して更に南下。海に出る直前、看板に従って左折。キャンプ場のほうへぐるっとまわって、ありました今日2ヶ所目の目的地「シーサイドパーク広尾」です。14:45。
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お客さんはほとんどいないようで、だだっ広い駐車場にバイクを停め、 いざ入館。まずは遊園地コーナーがあります。やはりだれもおらず、係員の人がひたすらテスト運転していて、バックミュージックがやたら大きな音に聞こえるのがなんか悲しい気分にさせてくれます。
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そこを抜けるとまずあるのがラッコ館。その裏に海獣館があり、一番奥に水族館があります。この水族館もアザラシの保護に力を入れているらしく、ゴマフアザラシとゼニガタアザラシがたーっくさんいました。盲目のアザラシもいるんだって。野生に返せないんでしょうね。
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そしてこちらのでーっかいのが、アザラシではなくトド。ここのトドは、その名も「ゴン太くん」。めちゃ良いネーミング!だって今にも「ンゴンゴ」言い出しそうなんだもん。現在25歳。国内で2番目に長生きなんだって。
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そしてお馴染みペンギンたち。ここのフンボルトも小樽からやってきたんだって。旭山のフンボの親戚かも。、、、って、ペンギンの家系まで気にするようになったら、もうかなり通だよな(汗)。
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てな感じで、ちょっとさびれた感じの水族館ではありましたが、パネルなんかは面白かった。maguが以前からやってほしかったメッセージボードもありました。そして夕方日も傾き、誰も居ない水族館の屋上で眺めるカモメの群れ、、、。うーん、哀愁が、、、。

16:30水族館を後にして、本日最後の目的地、襟裳[Erimo]岬へ。国道336号をさらに南下します。少し行って広尾の港を越えたところにいきなり水道管が破裂したような滝がありました。「フンベの滝」と言うそうです。ここには珍しい標識がありました。東京ではただでさえめずらしい「!」マークの標識の下に、落氷注意と書いてあります。落「石」ではなくて落「氷」ですよ(笑)。ツララでも落ちてくるのでしょうか?かなり危険です。
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5分ほど滝を眺め、上はどうなっているのか不思議に思いながら出発しました。ここから道は海沿いを進みます。場所によっては波しぶきが道路まで飛んで来ていて、路面が濡れています。そう言えば今朝、Hondaの店員さんが、高波に注意してと言ってました。確かにこりゃいつもっていかれても不思議ではないです。 今日は大丈夫でしょうが、無意識に道路の中央寄りを走ってしまいます。海と断崖に挟まれた道が続きます。あちこちで工事をしていてペースはなかなか上がりません。
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途中小さな駐車場で休憩しました。そこにあったモニュメントには黄金道路と書いてありました。見た目ではどの辺りが黄金なのかわかりません。もしかして夕日が綺麗だから?なんて思ったけど、この海岸は東向きだし、、、。ツーリングマップルを良く見たら書いてありました、なんと膨大な金額と時間をかけて作った道路だから黄金道路というそうです。なんとも夢のあるようなないような名前です。“日本百 名道:須藤栄一著、大泉書店、2002”にもちゃんと載っているのですが、それによると昭和2年に着工し、一応昭和9年に開通したものの、現在でも工事が終らない、、、確かにあちこちで工事してました。いったいいつになったら終るんでしょうねぇ。そんなこんなで写真を撮ったりしながら県道34号へ。
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県道34号も素晴らしい道です。既にあたりは暗くなりかけていたのが残念ですが、草原と砂浜の中を走っていきます。適度なアップダウンがあってとっても気持ちよいです。県道を10km程行くと、いよいよ到着です襟裳岬!!
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早速駐車場にバイクを停め、辺りを散策。風の館には当然入りませんでした。屋内よりも屋外で生がいいもんね(半分負け惜しみ)。
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風の館の横を登っていくと、見えてきました海です。ここが襟裳岬です。北海道を二分する日高山脈がここから海へと消えていくのがわかります。うーん、ダイナミック。
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記念撮影をして、ここ襟裳岬に1年中定住しているというゼニガタアザラシを探しました。写真の記念碑のところからかなり探したけれども見つからず、行こうかどうかまよっていた先端の方に降りていくことにしました。この階段帰りは登るのか??と思いながら、なんとなーく海を眺めていると、なにやら黒いものが。おおぉ!!あれはもしかしてアザラシ!?目を凝らしてよく眺めると、もうその姿はそこにはありません。逆にその姿がないということは岩ではない。最初は3つ黒いものが見えて、すぐにいなくなりました。しばらくそこでじっと待っていると、いた!!今度は1匹ですが、再び黒い姿が現れました。急いで撮った写真が右です。拡大するとなんとなく目っぽいものも見えるでしょ。これは決して岩ではありません。アザラシに違いない。いやそういうことにしてください!!
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そんな感じで大声で騒いでいると、なんだかおねーちゃん2人組みが声をかけてきました。なんと、2泊目に一緒になったラブワゴン見てた二人組みではないですか!!こんなところで会うなんて、アザラシ以上の偶然です。1億3千万人のうちの特定の2人が、それも襟裳岬にいるんだよ(ちょっと違うか)。そう言えばさっき黄金道路の記念碑のところでこちらをチラチラ見てる人がいるなぁと思ってたんだよねぇ。羅臼の熊の湯でも会ったし、どうやらまわるペースが一緒だったみたいだねぇ。一人は函館在住、一人は埼玉在住で、遊びにきたついでに車で一周してるんだって。再開記念に写真を撮って、名刺を渡し別れました。きっとまたどこかで会える日を楽しみにして。
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さて、おなかも減ってきたし、暗くなったので、レストハウスでお土産を物色し、ハウスの中で唯一まだ営業していた「えりも食堂」にて北海道最後の贅沢をしました。ウニ・イクラ丼2,000、つぶ刺し定食1,500です!!具がたっぷりとはいきませんでしたが、くー美味い!!なくなりかけていたデジカメのバッテリーを充電し、19:00襟裳岬を後にしました。
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さて、ここからが大変でした。なにを勘違いしたのか、よく考えたら時間があまり無い。苫小牧まではあと160kmくらいあるのにフェリーの出発まで4時間45分しかない。乗船手続きを考えれば正味4時間。下道なのに平均時速40km以上。関東付近ならすでにアウトだよぉ。しかも黄色フラッグもまだ手に入れてないのに、スタンドがことごとく閉まってる!!っていうかガソリンもなくなってきた!!ガソリンがやばくなると何故か飛ばす習性のあるmaguは、北海道に来て初めて全開で飛ばしました。道は暗いし、下手したら海にダイブしそうだし、オレンジ線抜きまくるしrieはもうカンカンになりそう。「全然飛ばしてないよ、平気平気」とウソも方便をこきながら、かなり焦りました。結局、浦賀で今にも閉まりそうなコスモでなんとか給油は成功。後は時間のみです。結局かなり飛ばして22:00頃に沼ノ端まで着きました。ヨカッタァ。でも3時間で着いたという事は平均時速50km以上。うーんさすが北海道です。セイコーマートで食糧を買出しして、近くにホクレンないかと聞くものの、この付近には無いようで、泣く泣く黄色フラッグは諦めました。最後にシェルで給油してフェリー乗り場へ。

ここでrieとは一時さようなら。タンデムでは危険なのでフェリーに乗り込めないのです。

【rie】
rieは歩いて乗船です。フェリーに歩いて乗船するの、初めてかも、、。結構緊張です。待合所にはたくさんの人がいました。長ーい渡り廊下(飛行機に付けるようなやつ。可動式)を歩き、フェリーの船体側面から乗船しました。残念ながらバイクの行列は見れませんでしたが、歩いて乗船もなかなか楽チンでおつなもんでした。
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【magu】
バイク待合所にはかなりの台数のバイクがいました。50台近かったのでは?ここで蜂の家で一緒になった笠原君と再開。なんと黄色フラッグもらっちゃいました!!ありがとう!!祝コンプ。時間になるとこれだけの台数が1列になってフェリーに乗り込んでいきます。なかなか壮観でした。乗り込んだ階から、2階分地下?に降り、タイミングがあまりよくなく、一番奥に停めることになってしまいました。後ろには50台近いバイクがあって、大洗で降りるのが大変そうです。
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とにかく無事乗船できて良かったです。一時はどうなることかと、、、。メーターの写真は乗船してすぐ撮影したものです。出発時のメーターと比べると978.8マイル。約1,570km走ったことになります。これに東京⇔大洗間の往復を加えると、約1,770kmです。思ったより走りました。Vmaxもお疲れ様でした。
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乗船してすぐに一風呂浴びて、離れ行く苫小牧、北海道を眺めました。きっとまた来るからねぇ??。今日は結構走りました。メールの送受信をして、写真を写し、あっという間に熟睡しました。
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走行距離:約360km。お会計:13,603。

August 31, 2002

北海道東エセネイチャリングの旅:8日目

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□31日(SAT)8日目

7:45起床。朝食バイキング1,000へ。朝に食べれるだけ食べて、昼はカップラーメン作戦。もちろんクロワッサンとバターのお持ち帰り(笑)。っつうかプリン何個も食うなよ>rie。で、その後、サンデー読んで二度寝してしまいました。気付いたら13:30。あちゃ?。気を取り直して、それからツーリングレポート書いたり、助成金の申請書書いたり、看板で海を眺めたり、シャワー浴びたりと有効に過ごしました。
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そうしているうちに時間はあっという間に過ぎ去り、間も無く大洗港です。いよいよこの旅も終わりを告げようとしています、、、ところがここで問題発生!!なんと先ほどやっていた助成金の締切が今日なのです!!消印有効とのことなので、rieから仕事内容を聞き、maguは一路高速で東京へ、rieはお金を浮かすため、バスで水戸まで行き、普通電車で東京まで帰ることに。
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いよいよ大洗港が近づいてきました。看板から眺めていると大洗フェリーターミナルの文字が見え、いよいよ本州にもどってきちゃったんだなぁと実感します。着岸16:30後、rieとさようならです。
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【magu】
たくさんのバイクがはく、臭い排気ガスの中、最後まで待たされ、坂を登れない女性ライダーにも待たされ(ここだとばかりに、たくさんの男性ライダーが救助に向かう様が面白かったが(笑))、汗だくで地上へ降り立ちました19:00。メットを被らないで正解でした。その後、少し荷物を整えて、いざ東京へ。
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水戸大洗から高速に乗り、120km/h程で風にあおられるボックスを気にしながら、一路東京を目指します。車は結構いましたが、ひとまず常磐道は流れています。首都高に入るとさすがに渋滞。幅が広くてすり抜けしにくいのですが、なんとか1時間強で目黒到着。ローソンで食糧を買い込んで帰宅22:30。早速PCを立ち上げ、助成金申請書の作成をし、23:30ぎりぎり代々木郵便局で郵送しました。エライ大変でした。
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【rie】
下船後、バスを待つこと30分近く。さっきまで助成金申請書を焦って書いていたのとはうらはらに、ひま?な時間が流れます。やっと来たバスで水戸駅へ。水戸駅でも安く乗れる普通電車を待つこと30分以上。またひま?な時間。やっと普通電車に乗り水戸から常磐線で東京を目指すも、途中人身事故で電車停止。また待つこと30分以上、、、。これでいいのか?忙しいはずのrie!?
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結局帰宅したのは0:15。でもmaguがしっかり助成金申請書を出しておいてくれたので、身も心も軽やかな帰宅です♪まぐちゃんありがとー

ということで、全員無事帰宅しました。北海道広かったです、楽しかったです、また行きたいです。今度は西と北へ。あーまた美味いもん食いて??。

走行距離:約100km。お会計:9,284。

□まとめ
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総日数:8日

総走行距離:約1,770km
 平均約221km/1日

総費用:123,760
 平均15,470/1日

有名な道たち
 知床横断道路
 開陽台北19号 直線道路
 黄金道路

Vmaxタンデムダート
 浮島湿原への旧峠道
   (2km×往復)
 サロマ湖展望台(4km)
 カムイワッカ湯の滝
  (11km×往復)
 養老牛温泉 からまつの湯
  (3km)

動物園・水族館・博物館
 旭山動物園・オホーツクとっかりセンター・オホーツク水族館・(標津サーモンパーク)
 釧路市動物園・おびひろ動物園・シーサードパーク広尾

温泉
 上湧別温泉 チューリップの湯・カムイワッカ湯の滝(混浴♪) ・羅臼温泉 熊の湯
 養老牛温泉 からまつの湯(混浴♪)・和琴温泉 公衆浴場(混浴♪)・山渓閣温泉(無断混浴♪)

エセネイチャリングスポット
 浮島湿原・サロマ湖・野付半島・釧路湿原・襟裳岬

出逢った野生動物
 エゾシカ、キタキツネ、エゾリス、ゼニガタアザラシ

最後まで読破ありがとうございました。楽しんでいただけましたか?

・・・さて、覚えている方がどれくらいいらっしゃるかわかりませんが、苫小牧でバイクマイレージキャンペーンに入れなかった事件に関して、早速NMCAにクレームのメールを送りました。以下その状況を更新していきます。温かく見守っていただければ嬉しいです。泣き寝入りなんてしないぞ!!